サラ金地獄からの脱出(二部)特定調停での解決

前回記事(一部)のながれ

サラ金地獄に陥り、ついに支払い不能事態。大ピンチに見舞われ、何とかする目標に頭を切り替えてから長い闘いが始まりました。とりあえずサラ金以外の銀行・国金無担保融資330万円に対しては、毎月の支払額の13万円を2万円まで大幅減。さらに住宅ローンも大幅減。サラ金の処理は裁判所の特定調停で進める事に決めたのです。

特定調停のながれ

さて特定調停なのですが、まずは裁判所に出向き、特定調停の申し込みをします。何でも自分でやる必要がありますが、費用が非常に安くて、書類に貼る印紙代の数千円ぐらいです。そして、丁寧で分かりやすい説明があり、6社分の受験番号(業者の番号)が決まります。ここから特定調停の準備を進めていきます。もう後戻りはできないので迷いなども、吹っ飛んでいます。

しばらくすると、裁判所から呼び出し状か届きます。それと同時に、サラ金業者にも特定調停が始まることを連絡します。その時点から一切の催促が止まります。業者と話合う事もありません。違反になるからです。すべて調停委員を通して判断していきます。

サラ金業者6社を訪問

サラ金業者に連絡が行く前に、この受験番号をもって6社にご訪問しました。別に行く必要などありませんが、何か行動したくて、無意識に行ったように思います。始めは、ちょっと緊張して「支払い不能になったので、特定調停を申し込みました」「よろしくお願いします」と準備した受験番号を知らせます。イヤな顔をして、気まずい雰囲気になるのかと思いきや、意外や意外「そうですか、分かりました。知らせてくれて、有難うございました」です。6社訪問しても同じような感じで、むしろホっといるような感じです。気まずい思いなど、まったくありません。慣れてきて、サラ金業者とはこんなものなんだと思いました。

中でも、ホンネがチラリ
特定調停をしてくれた方が、こちらとしても助かります

サラ金業者の社員は、催促する必要がなくなるので、楽になるのです。ダラダラと逃げていたのでは、こちらもイヤだけど、業者としてもイヤなのです。

調停委員との話

裁判所の呼び出しには、その都度行かなければならないです。調停委員が「無料の相談所があるので一度行ってみて下さい」と言われました。言われたからには、行った方か良いのです。無料相談所は電話しても、すぐに枠が、いっぱいになるので何度も電話して、やっと予約をしましたが、時間が決まっていて30分の時間内です。説明している間に30分が過ぎてしまいました。一言「破産宣告しかないです。30分なので、ここまでです」っと、そっけない返事です。想定した通りですが、無駄だと分かってはいても、調停委員が言ったことは、実行した方が良いのです。それは調停委員を、こちらの味方につける必要があるからです。「この人を何とかしてあげよう」と思わせるのです。

えーっでも、自分にはこういう方法でしか払えないです
借りたものは返したいんです。返せるようにして下さい
のんでいただけないならば他の方法を選ぶしかないです

そうすると自分は逃げる人生を送ることになってくる。当然、業者にも、それなりに対処します。それは、お互いに避けたいんです」こんな感じです。これを何度も繰り返し言っていたような気がします。

信念を押し通すことに快感

そうして何度か相談していくうちに、だんだんと慣れてきたのか、自分の信念を押し通すことに、快感さえ覚えるようになり、ああ、話し合いとはこういうものなんだと、感じてくるように自分が変化していくのが、目に見えて分かってきました。ひたすら借金に苦しんでいた頃にくらべて現在は「絶対に解決して見せる」という目標しかないので、もう迷いはないです。当然やることは決まってきますので、考えようによれば、シャキシャキ動いておりました。そしてウロコとやらが、一枚ずつ落ちていくのが分かりました。

おとなしくしててはだめだ

行き詰まって良かった

自分が成長していってるのだとも感じ始めて、苦しい中でも「行き詰まって良かったのかな」とも思えてくるようになってきました。ある程度、めどが立ってくると、行動することに集中していて、借金の事など忘れてしまい「この経験は使えるぞ」「ただでは起きないぞ」っと、段々と調子に乗って鼻息も荒くなって来たりして。もちろん自分の成長にはすごく良いのですが、それよりも、自分と同じように苦しんでいる人達にも、分かりやすく伝えたいと思うようにもなってきましたです。一種の余裕さえも感じるようになりました。

特定調停をうまく利用する

規定では、36回払いが原則なのですが、合わせて600万円なので、月々16~7万円はむり無理ムリで絶対に無理です。相談していく中で、専門家の先生や調停委員の方も首をかしげて
「破産宣告しかないですょ」
「民事再生で話を持っていきましょう」
「難しいですね」
「それでは業者が応じてはくれないと思います」
「期間を延ばすのですか、無理だと思いますょ」
っとか、言ってくる。確かに600万円ですから無理もありません。当然嫌がるでしょう。踏み倒すという選択もありましたが、それは自分の趣旨とは違いますので、まったく考えていません。本来は業者と話がしたいのですが、特定調停とは「裁判所の中で、両方から話を聞いてまとめていく」という裁判所のシステムなので、自分と業者が話あうことはできません。

「破産宣告しかないですょ」
「民事再生で話を持っていきましょう」

には、自分の中には、そのような考えは、ありませんと、はっきり言いました。

可能性0ではないですょね

「難しいですね」
「それでは業者が応じてはくれないと思います」
「期間を延ばすのですか、無理だと思いますょ」

には「0ではないですょね、可能性があるなら、それで話を進めて下さい」と言いました。相談員の方も、しぶしぶ折れてきて「じゃあ、一応は話してはみましょう」と、あまり乗り気がないようでしたが、ダメだったら、その時考えるとして、とりあえずやってみるしかありませんでした。そして「この条件なら何があっても支払ってみせる」という言葉か響いたのでしょうか、後日の相談日にたずねたら、相談員の方が、開口一番「業者が、50回で、すんなり認めてくれましたょ。いやーおどろききました、これで一社解決ですょ」っと言ってきましたです。しかも、ニコニコしながら、顔面いっぱいに笑顔を浮かべて、美味しそうにタバコを吹かしていました。あの時の光景は、今でも忘れません。「相談員が、ものすごく喜んでる。オレって、すごいのかな」顔には出しませんでしたが、心の中で思わず「やったー」と叫んでしまいました。

それなりのプロでもある、相談員の心を動かした
これには、どでかいウロコが、ボローンと音を立てて落ちました
そして自分にとって、すごい自信になったのです

何だか借金以上に価値があるぞ
もっと若いうちに挫折を味わった方が良かったなー

トントンと話が進んでいく快感

不思議なくらいに解決して行っている
この連続感動は何なんだ

大きな山を、ひとつづつ難なく乗り越えられていくイメージ。浮かんでくるこの感動が味わいたくて更なる行動に出ます。しかも無意識だから楽しいのです。疲れなどは何ですかそれっで、まったく分かりません。

大きなウロコがボローンと落ちた

とりあえず、6社の中の1社なので、まだ5社残っております。相談員も「よし、残りの5社もやってみよう」とすごく乗り気になってくれました。業者が「もう少し利息を」とか言っても「ここはそんな所じゃないんです」とキッパリです。これは心強かったです。トントンと話は進んで、6社のうち5社まで、自分の思い通りに解決、無事に印鑑を押すことができました。話が決まれば、サラ金業者と自分の両方が裁判所の一室に出向きます。すると裁判長が出廷してきて、その裁判長の目の前で印鑑・署名をします。あとは支払って行くだけなのですが、今までよりずいぶんと楽になる反面、一回でも支払いが滞ると、今までのようにダラダラした催促ではなく、裁判所からの即強制です。自分ギリギリの支払いで長期間なので、そんなプレッシャーもあります。     続きを読む

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この「サラ金地獄からの脱出」は三部に分けて書き込んでおります

〇一部
サラ金地獄からの脱出(一部)サラ金地獄に陥る
(サラ金地獄から頭の切り替え・何とかする目標と行動)
〇二部
サラ金地獄からの脱出(二部)特定調停での解決
(借金交渉の方法と下準備・特定調停をする時の考え方)
〇三部
サラ金地獄からの脱出(三部)本気の流れが必要
(サラ金業者との直接対決・借金交渉の秘訣と絶対条件)

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