
怒りっぽい人とのつきあい方
【前回の記事】
怒りっぽくなるパターン
ときどき怒っている人を見かけますが、側から見てみれば何も伝わらないばかりか、違和感だけが漂うような感じを受けてしまいます。さらに、怒りがどっぷり根付いている人は、怒ることでもない普通のできことでも怒りながら言っている人もおります。対応の仕方次第では、その人も周りも自分も悪影響をおよぼしてしまいます。
怒っている人を観察してみる
怒っている人への対処の仕方なのですが、ここで考えて欲しいのは、相手を変えることはすごく難しいし不可能です。相手を変えようと指摘すればするほど、相手も悪化してくるし、自分も悪化してくるだけです。この怒りっぽい人に対して、どう対処していけばいいのか考えてみたいと思います。
怒っている人の
パターンを分別してみると
相手にゴリ押ししている
感情的に怒っている
その人の言い方
プライドをまもるため
伝授するため
などが思い浮かびます
周りの人達は自分が言っていることが、なぜ分かってくれないのか、なぜ思い通りに動いてくれないの、自分の思うようにしてもらいたいがために相手にゴリ押ししている。自分を見下している・自分が軽視されている・パカにされていようだと感じたとき、ついつい感情的に怒っている。逆に、明らかに自分に反抗できない立場である子供や会社での部下など、相手を見下して無意識にでてくるその人の言い方。成功した人が自分の財産を守るために、周りに対して威圧感を感じさせプライトをまもるため。そして大成した人が、学びたいという人に対して、教え込むための伝授するためだったりします。
怒りを受け入れるとき
大成した人が自分をひきずり落されないように・嘗(な)められないようにとプライトをまもるためや野球の監督が選手に対して怒りながら指導している伝授するための怒りは当然必要だと思います。相手が認めて受け入れるという、こころの準備ができているからです。ホリエモンや野村監督が優しかったらおかしいですよね。
何もできていない人が、怒りにプライドを持ったり通(つう)ぶったりしているのは、まったく意味がないばかりか邪魔になるだけです。そこで怒ってみたところで、受け入れてみる必要がないので、相手に伝わるのは言いたい部分よりも、感情の部分だけが伝わってしまうだけなのです。
あなたに言われたくない
ですよね

怒っている人の対処法
怒りのタイプ
怒りの中にもタイプがあります
瞬間的に怒る人
じわじわと怒りが込み上げて急変する人
あとあとまで根に持ってしつこい人
こころ静かに5秒です
ちなみに怒りをググってみますと、怒りを感じてから行動に移るまでは、2~5秒ぐらいかかるそうです。「気がついたら相手を殴っていた」というのは瞬間的に怒る人なので、5秒を過ぎてしまえば、怒りはおさまるという理屈です。もしも怒りにであったときには5秒ぐらい我慢して無言で静かにときの過ぎ去るのを待つといいようです。たとえ異論があったにせょ、言い返せば火がついてきます。一度手を手を振り上げたらどこかにおろさなければいけません。その前のちょっと静かにです。どうやら、このたった5秒が待てない人達が警察のお世話になってくるようです。こころ静かに5秒です
そして、じわじわと怒りが込み上げて急変する人は、怒るまでに少し時間がかかります。兆候として陽気だった人が突如として黙り込んでしまうと要注意です。とつぜん黙り込んだら要注意その前にさりげなく退散です。そしてあとあとまで根に持ってしつこい人はカンタンです。無視・虫・むし・デンデン無視しかないです。近ずいていると挑発に乗るだけです。
相手を受け入れる
怒るのはその人の言い方であって、そこに影響している自分がいるということなのです。怒られている人は内容よりも感情部分に焦点があっているのです。相手と自分は別問題なのです。感情部分よりも言っている内容に焦点を合わせるべきです。
寅さんとの会話にヒントあり
私は男はつらいょが大好きなのですが、あの口の悪い寅さんを相手にマドンナとの会話にヒントがありました。それは10作目の八千草薫さんが、寅さんに言った一言を思い出したので紹介します。
千代坊(八千草薫)「じゃあ、少しお邪魔するわね」
さくら「栗ご飯はお好き?」
寅次郎「オレ嫌いだな、腹が張って屁がでるから嫌だ」
さくら「お兄ちゃんに聞いているんじゃないわょ」
寅次郎「っあ、そうか」
千代坊(八千草薫)「寅ちゃんには悪いけど、私は大好きょ」
さらりとした何気ない会話ですけど、口の悪さは無視しながら内容は受け入れている。それから自分の意見を言っていることが分かります。つまり相手を受け入れている態度がいいような感じがするのです。

怒りっぽい人は素直な人
怒りっぽい人には悪い人はあまりいないと思います。怒るという性格は誰にでもある人間の持っている本能なのです。怒りたくなるときって誰にでもあるはずです。それがストレートに表面にでているだけなのです。考え方によっては、怒りたくてもじっと我慢している人よりも、寅さんのようにずけずけ言った方が人間らしい気がします。(実際に寅さんのような人が身内にいれば、大変迷惑この上ないのですが・・・)
いちおう受け入れるだけで、やるやらないは自分の勝手なのです。とりあえず受け入れてから、怒りの感情よりも言っている内容を聞くことによって、すこしずつ分かってくることがあります。自分には普通に話さないでなぜ怒りながら話をするのか。自分が怒られるような雰囲気があるからなのです。ここを素直に受け取ってみるのです。素直に受け入れてみてから自分の思ったことをゆっくりとしゃべるのです。べつに早く言う必要はありません。ゆっくりですょ「あなたの言いたいことはかわかりました。私はこう思うのです」という感じです。さすがにいきなりは難しいですが、意識して行うようにしていきます。
苦手意識をなくする
相手を受け入れることによって、必要な部分だけが聞こえてくるようになってきます。そのように思いながら繰り返すことによって、怒っているのはその人の言い方であるので意識しなくなります。怒っていることよりも話の内容に焦点が合ってくるので、苦手意識がなくなってくるのです。苦手意識をなくすることによってすべての嫌なことから逃(のが)れることに応用できます。
逃(に)げると追いかけてくる
ので
堂々と立ち向かう・逃(のが)れる
という意味です
ひょっとして自分は怒りっぽい?
ここで少し気がついたことがあります。ひょっとして自分も怒ってはいないだろうかっということです。それは、怒りっぽい人が自分では気がついていないのと同じように、自分だって気がついていないだけでは・・・それは自分に反抗できない立場にある人達に向けて、無意識に怒っているという行為をしているのかもしれないのです。
たとえば怒りっぽい人を見て「っあ、いやだな」と感じると自分は瞬間的に怒る人タイプかもしれないのです。さら、いつまでも気になっていたとしたらじわじわと怒りが込み上げるタイプかもしれません。そしていつか言い返したりしていたらあとあとまで根に持ってしつこい人タイプかもしれないのです。
怒りっぽい人から学ぶ
私の場合ですが書き込んだ手前、いま一度思い出してみるに、あまり意識はしていなかったのですが、うーーむ、ありましたです。言っている方は気にしていないのですね。そして・・・うーーむっで、私のことを書き込んでいるあいだに長くなりましたので、そのことを含めて続きの記事にて紹介しております。

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