悪徳業者の手口

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悪徳業者は絶対に一人では訪問してきません、必ず数人でやってきます。しかし最初からぞろぞろやっていくと、それだけで引いてしまわれるので、まず最初はとっつきやすい素人風の人が近ずいてくるのです。「このあたりの担当をしているものです」っとか言いながら、何となく親しみを感じさせて話をします。

そして差しさわりがない程度に家の話をしますが、ここでは売り込みは一切しないところが鉄則です。売り込みは一切するなといわれているのです。飛び込み役の目的は、客とクロージング役の上司が、話合える場をつくることにあるのです。だから話している間にカモれるかどうかの情報を問うているだけなのです。そしてある程度メドがつくと何も言わずに、その場を引き上げます。ここでお客も一安心するというわけです。・・・そして・・・

物腰や表面はやわらかにのですが、こころの中は獲物を見つけた狼のようにキバをむいているのです。

悪徳業者の一連の流れ

前記事に書き込んでおります悪徳業者の見分け方からもう少し詳しく一連の流れを書いてみます。

〇 他県からきている
言葉の方言で、すぐに分かります。知らないセールスマンが他県や遠い県からきている人は、一応疑ってから対応方した方がいいようです。悪徳業者は自分の知り合いなどがいない、離れた遠くの県で行動します。自由に思ったことが言えるからです。地元ではいつ面が割れるか分からないので、言葉に方言や特有のなまりがあったら、まずは要注意です。

〇 事務所が遠い
まずいので近所では仕事しない。これは当然で、苦情を言いやすく事務所にこられてもノルマ表などがあり、違和感があるので、きてもらいたくないものです。

〇 無料点検で
モニターにしたい・こんなに崩れているなどと悪い箇所を指摘して、とにかく家の中に入ろうとします

〇 一方的に喋る
やたら不安材料ばかりを並べるまくる。お客が「いや、いらないですょ」っと3回繰り返すと、あとは何を言っても「いらない」のクセがついてくるので、断わられないようにするためのもので、時にはドキっとするような不安材料や写真などを見せたりします。

〇 不安ばかりを誘う
瓦が落ちたら危ないですょ、確かに落ちたら危ないです。騙すという言葉は使わないのですが、不安をあおるような言葉でイメージさしていく。瓦が落ちたら危ないですょ。新築でも落ちたら危ないのです。たらは無視していいのです。

〇 目的を言わない
始めは何を売るのか目的より上がり込むことが先決。アンケートなどと言っているものの、少しして目的が分からない場合は迷わずお断りの態度で。

〇 グループで分担  (ココ重要です)
飛び込み役の鉄砲玉とは別に、売り込みは専門の上司が交渉します。始めに訪問してくるのは、若くて人懐こい感じのセールスマンです。いままでのような話をしてみて、少しでもセールスに興味をもって対応していると、ここではあまり話はしないで、「またね」っとか言いながら、その場を立ち去ります。

そして売り込み専門の役である上司に報告して、内容と状況などから「これはいける」と判断すれば、その上司と一緒に再訪問してきます。「すみません、車に帰るとちょうど私どもの上司が、この近くのお得意さん宅で、打ち合わせがあって同乗していたので、お客さんのことを話してみると、それは是非会ってみたいっと言うので、ご迷惑かとは思ったのですが、また訪問させていただきました」っとこうです。そう言っているあいだにもクロージング役の上司がニコニコしながら入り込んできます。物腰はすごく柔らかいのですが、内容のほうが徐々に緊迫してまいります。

お得意さん宅って話がでると、ここで少し突っ込んでみたいです。「っえ、その得意先ってドコですか、このあたりは、ほとんど知り合いばかりなので誰だろう、教えてくださいょ」っというと、それは慌てますょ。

みえみえの売り込みスタイルに、このとき断らなければ、延々と売り込みが続くハメになるのです。業者もそうはさせずとニコニコしながら、ずうずうしく入って、とにかく話を続けることに専念します。じつわここが勝負どころなのです。

つまり始めのセールスマンはお客と上司のパイプ役で、この家に上がり込むまでが役目で、後は売り込み専門に任せて、セールスマンの仕事はここまでです。言葉使いは柔らかいのですが、上がり込んだら最後です。相手は百戦錬磨の売り込みのプロです。気の弱い人だと断るなどの対処するのは難しいです。

〇 契約を急ぐ
後がないので、とにかくしつこいです。どこかで聞いたような教訓ですが契約するまで帰るなが鉄則なのです。リフォームなどのだまし商法などは、実際に傷んでいる写真やニセの現物などを見せたりして信用させ、「これはおかしい」と思いながらもズルズルと、ついには根負けしてしまわせて契約にこぎつけます。

金額も話している間に上限いっぱいまで引き上げていきます。取れるだけ根こそぎ取ろうとします。徐々に高額になり根負け契約するも、あとあと気がつきトラブルになるのも当然です。苦情の電話をするも、今度は苦情専門の係が控えております。電話がかかってくる苦情の内容などは、もう分かっているものですから、それに対するマニュアルがちゃんと準備されているのです。

〇 テキパキしている
相手の断り文句を知っている。百戦錬磨で慣れているので、どんなことを言ってきても納得する返事を用意しております。

〇 しゃべりが棒読み
とにかく自分の言い分だけ言っている。よく聞いてみると感情がないものですから、自然と押さえつけるような、威嚇に近い言い方になってきます。

〇 まわりを汚す
騙すことだけを考えているので足元が見えない。言葉使いも丁重ですし、態度も一見紳士風なのですが、落ち着いて観察してみると、靴の脱ぎ方やとっさの行動・態度などに売り込みしか頭にないという行動が無意識にでております。

〇 威圧感がある
話し込んでいるうち自分の言葉に酔ってくる。とにかく断りの言葉を使わせないようにするために、お客にはしゃべらせないようにします。そして間髪(かんぱつ)をいれずに自信満々で話を進めていきます。

〇 やたら親切
訪問販売の流れと理屈をよく知っているのでテンポがいい。文字どおりやたらと親切です。

〇 貴方の偽ですょ
必ず言ってはくるものの偽です。

以上のような流れなのですが、悪徳業者はいろいろな手口で、言葉巧みに家の中に入り込もうとしてきます。一度上がり込むとしつこく契約を急ぎます。セールスと売り込む担当が違うのもそのためです。さらには当然ですが苦情はあるということが大前提なので苦情専門の担当がマニュアルを準備して待ち構えているのです。
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