感情のコントロール

怒り・焦り・落ち込みなど感情の波に流されない心を育てるコツを紹介。自分の感情と上手に付き合う技術を学べます。

自分の行動は「もう一人の自分」にコントロールされている

自分の行動は「もう一人の自分」にコントロールされている

「もう一人の自分」とは何か

私たちの行動を決めているのは、意識よりも「もう一人の自分」です。これは心理学でいう潜在意識のことであり、普段は気づかないのに無意識の習慣や感情反応を通して、人生の方向を大きく左右しているのです。

「もう一人の自分」
を理解していただくために
セルフマネジメント
という言葉があります

「セルフマネジメント」をググってみると自己管理能力のことであり、目標や夢を叶えるために自分の感情をコントロールして、モチベーションを保つ力・仕事の生産性を維持するための、タスク管理能力なども含まれるっとあります。

分かりやすくいうと馬に乗っている自分をイメージすることです。つまり「もう一人の自分」が巨大な馬で、この上に乗っている自分が前に行こうとムチでいくら叩いても、馬が後ろを向いていると後ろに進んで行くだけで、絶対に前には進めないのです。

セルフマネジメント

「セルフマネジメント」
の本当の意味

「セルフマネジメント」とは「自己管理能力」のことで、感情のコントロールやタスク管理、モチベーション維持も含まれています。しかし本質はもっと深く潜在意識をコントロールして「もう一人の自分」を前に向けることにあります。これができれば、努力以上の成果が自然に得られるのです。

馬と乗り手のイメージで考える

潜在意識を理解する方法として「馬と乗り手」の比喩があります。馬が「もう一人の自分(潜在意識)」で、乗り手が「意識している自分」です。どんなにムチを打っても、馬が後ろを向いていれば絶対に前には進むことはできません。むしろ逆方向に進むのです。それとは逆に、ほんの少しの手綱さばきだけで馬が前を向きさえすれば、自分の思ったように何もしなくても楽に前進んで行くのです。つまり「人生を思い通りに変える」には潜在意識の向きを変えることが先決なのです。

つまり闇雲にムチで叩くよりも、乗っている馬をやさしく前に向くように、コントロールしてやることを考えた方が得策なのです。一旦、馬が前を向いてしまうと楽に前に進むことができるし、手綱(たづな)を上手に操るだけで、自分の思い通りに進むことができるのです。しかも無意識だから何も苦労しなくてもいいのです。思ったようにスムーズに進んでいってしまうという現象が起こってくるのです。

もう一人の自分がいる!もう一人の自分にコントロールされている

潜在意識をコントロールする方法

毎日生活しておりますと必ず何かしらの問題が起きてきます。そのような時に「思うようにいかない」と悩みながらアレコレと対策を考えるよりも、慌てずに馬に乗っている自分をイメージして、馬を前に向けることから考えてみると良いようです。

そうして続けていると、ある時にふっと軽く・そして明るくなって、目からウロコが落ちるような感覚になってくることがあります。そして徐々にどのようしたら良いのかが分かってきます。そして無意識に手綱を操るコツが分かってくるのです。自分が思っただけで同じ方向にスムーズに進んでいくのですから、こころに余裕さえ生まれてきます。

さて問題は乗っている馬を前に向ける方法なのですが、何も難しい特別なことをする必要はありません。簡単なことなのです。
あたりまえのことをあたりまえにこなす
ありがとう
すみません
よろしくお願いします
させていただきます
整理整頓や掃除
感謝や謙虚な態度
そして、お墓参り・感謝・謙虚で人様に迷惑が掛からないように、自分のするべきことをタンタンとこなしていく。

ここで大切なことがあります。それは当たり前のことを当たり前にこなすにしても、その時に馬に乗っている自分をイメージすることです。そして馬が前に徐々に向きだすことを常にイメージし続けるのです。そうして自分の中に浸透してくるとある時に、ふっと何かを感じることがあります。何故か困ったときには助け船が来たりするものです。

人間だからいろいろと感情がつきまといます。簡単なことでもできそうでできないのです。ある種のメンタルブロックが居座っているからです。

幸運は
人や環境が運んでくる物

さりげなく掃除・整理・整頓
きれいな物を見てきれいだと感じる
うれしかったら笑顔を見せる
人が喜んだら一緒になって喜ぶ

その人によって違いますので
自分のできることから
改めて考えてみる
と良いようです

長い間の思い込みを開放

一夜にして今までのメンタルブロックをリセットすることはできません。しかしこのようなイメージを毎日続けていると、いつの間にか馴染んできて周りが少しずつ変わってきます。やがてはアイデンティティのフィルターからメンタルブロックがなくなり、馬をコントロールする為の情報を優先して選んでしまうように育成されてくるのです。

やらなければいけないことをヒラメキというカタチで知らせてくれたり・なんだかムズムズしてきたり・無意識に行動したりで、その人によって何らかの変化が必ず起ってきます。

長い間の思い込みを開放してやらねばならないので、即変わるということはないのですが、ある日、突然にヒラメキというカタチで知らせてくるのです。イメージするだけですから料金も動力もいりません。何かにつけて試してみる価値は充分にあります。

※▶次に読む:「もう一人の自分」を手綱で操るセルフマネジメント術※

あなたの行動を左右している「もう一人の自分=潜在意識」を理解できたら、次に大切なのはその力をどう扱うかです。実は、セルフマネジメントを意識することで、無意識行動を自分の味方に変えることができます。より具体的な方法を知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

「もう一人の自分」をコントロールするセルフマネジメント術

もう一人の自分がいる!もう一人の自分にコントロールされている

意識行動から無意識行動へ

「もう一人の自分」を良い方向に向ける・自分と同じ方向に進めていく為には、いつもイメージすることに尽きると思いますけど一つだけポイントがあります。それは最初は意識して行動するということです。そしていつのまにか無意識に行動していたっという・・・

意識行動
から
無意識行動です

今、こうして私がパソコンのキーボードをスラスラ(?)と打っているのも、自分ではなく「もう1人の自分」が打っているのです。始めたころは「パ」はどこだっけ「ソ」は、えーと、あったー、次は「コ」かー、よいしょっと、「ン」ね、ふむふむ、とか言いながら打っていましたが、「もう1人の自分」が覚えてしまうと、あまり考えなくても、打てるようになってくるのです。車の運転やギターを弾くなど、その他のことでも同じで自分がやろうと思っだけで、すべてが思いと同じ方向へ進んでいくというのです。

すべてだから、イロイロなことにも応用できます。良いようにも悪いようにも働きます。何かをやろうとしても「もう1人の自分」が後ろを向いていると、「どうせ、私には無理だから」「友達に言っても笑われるだけだから」など言い訳名人になっしまって、結局は前には進めないということなのです。しかも無意識だから気がつかないので怖い事です。

最初は意識して取り組む必要がありますが、続けることで無意識に定着します。キーボード入力や車の運転、楽器演奏も同じで、練習から始まり、やがて「もう一人の自分」が覚えて、自然にできるようになってます。これが「意識行動」から「無意識行動」への切り替えであり、人生を変えるカギなのです。

否定的な「潜在意識」を乗り越える

「潜在意識」が後ろを向いたままだと、「どうせ無理」「笑われるだけ」といった否定的な思考に支配されます。これは強力なメンタルブロックです。だからこそ、セルフマネジメントで「もう一人の自分」を前に向け、「潜在意識」を味方につけることが大切なのです。

「もう一人の自分=潜在意識」を理解しながら、「セルフマネジメント」で正しい方向にコントロールできれば、「無意識行動」が自然と人生を前に進めてくれます。小さな習慣の積み重ねが「メンタルブロック」を外し、「思い通りの人生」を実現する力となるのです。

【続きの記事】

【特集記事】「もう一人の自分」に気づい時から人生は思い通りに変わる

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