悪い習慣のキッカケはちょっとから

悪い習慣のキッカケはちょっとから

チョイト一杯のつもりで飲んで
いつの間にやらハシゴ酒

ご存じ植木等さんのスーダラ節です。すごくノリのいい歌なのですが、順を追ってみますと「チョイト一杯」から始まって「いつの間にやらハシゴ酒」そして「気がつきゃ、ホームのベンチでごろ寝」っで、「これじゃ体にいい分けないょ」ですよね。そして「分かっちゃいるけど、やめられない」っという歌詞なのですが、文字通りそのままの内容・流れで、よくあるパターンです。

酒・タバコ・ギャンブル・風俗・パチンコ・麻雀等、軽い気持ちで始めてはみたものの、いつの間にかズルズルで、ハタと気がつくとやめるにやめられないという。そんな人の最初のキッカケは、このちょっとから始まっているのではないでしょうか。

ちょっとの重大さ

キッカケはいつもちょっとから

道楽や体に悪いことなどは、楽チンで面白いものですからちょっととかいいながら、すぐに行動しがちです。自己管理がちゃんとできて、いき過ぎのない程度で楽しむには問題はないのですが、人生は楽しいことなどには、必ずといっていいように、落とし穴があるようです。楽しいが故に、そのイメージが頭の中で渦巻いて、その裏に隠れている落とし穴とやらに気がつかないのです。

人間は一度イメージしてしまうと、意思よりもイメージした方に、進みやすいという性質があります。よほどしっかりした意思を持っていないと、イメージの方向に進んでしまうのです。自分の意思は、まったく無視して、まるでイメージにコントロールされてしまっているかのようにです。

ワクワクしたイメージが
意思を押さえつけてしまうのです

ドーパミン(快楽物質)

楽しいことをするときは、脳内物質であるドーパミン(快楽物質)が分泌されることが分かっています。ドーパミンは前向きな性格になるという快感の源なのです。前向きだから、イケイケでいつの間にやらズルズルと、のめり込んでしまうのです。娯楽などにはちょっとから始まって「分かっちゃいるけど」と気がつくまで「いつの間にやら」っで、すごく早いのです。

考えてみれば、ものすごく怖い
始めるときのちょっとです

コントロール障害

この「ちょっと」と「ドーパミン(快楽物質)」をいい方向へ利用すればいいのですが、なかなか成果のでない人生の目標よりも、すぐに楽しめる快楽などには、とっつきやすいようです。

更に困るのは、快楽的な遊びなどに関しては体に悪いだけではなく、勢いがついてくると周りの人達にも迷惑がかかってしまうのです。娯楽などは自己管理をを意識して、ある程度の恐怖感と緊張感をもって 挑んでみるようにすればいいことなのですが。

更に続けていると加速してきます。そうなると自分はやめたいと思っているのに、その気になっているもう一人の自分が、無意識に行動してしまうのです。もう一人の自分とは、自分の中に居座っている本来の自分のすがたのことです。じつわ人間はこのもう一人の自分にコントロールされているのです

コントロールしている「もう一人の自分」が動きだすと、自分の意思で止めることは、非常に難しく100パーセント無理なのです。自分は前に行きたいのに乗っている馬(もう一人の自分)が後を向いているというイメージです。自分の意思を無視して馬が進む逆方向へ行ってしまう、自分を止めることができないコントロール障害になってしまうのです。

【参考記事】

依存症

段々とハマり込んでいると、待っているのは依存症という世界です。依存症とは行為がやめたくてもやめられないという、自分ではコントロールできなくなった状態で、生活自体が非常に困難なってくるというものです。ご存じのように酒・タバコ・ギャンブル・薬物・風俗・パチンコ・麻雀など、依存症に陥ってしまうと、

周りの人達に迷惑をかけてしまう
家族内での争いがひどくなる
生活のリズムが崩れてしまう
お金がどんどん無くなる
体調が悪くなるなど
完全に人生のリズムが崩れてしまいます

しかし、そんなことよりも「分かっちゃいるけど」っで、つい行動してしまうという、困った依存症なのです。ついには、考えていることと、やっていることが違うので頭の中でパニック状態になってしまうのです。

悪いイメージに支配されている

例えば、タバコは身体に害があると分かっていても、タバコがやめられない。これは「ふーっタバコがうまい、リラックスできる」というイメージが根ずいてしまうと、自分の中にいる「もう一人の自分」が「イライラしたのか、じゃあタバコを吸えば」と指令を出してきます。

そうなると、いくらやめようと思っても「もう一人の自分」が指令をだしてしまうと、必ず指令に従ってしまうのです。思えば思うほどタバコのイメージだけが膨らんできて、ますますやめることはできないという状況になってきます。

周りをも巻き込んでしまうという、困った依存症ですが、自分の意思で変えることは可能だと思います。それは冒頭にありますちょっとの重大さです。自分で気がついて、やめなければいけないと思っている人は、もう少しおつきあい下さい。
【続きの記事】

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