恐るべき思い込み!思い込みを利用して自分を騙す

恐るべき思い込み!思い込みを利用して自分を騙す

人を騙してはいけない
騙すなんてもってのほか

正直に生きて行くにはふさわしい言葉です。しかし私にはどうしても違和感を感じていまうのです。それは騙すという言葉はまんざら悪いことばかりではなく、「良いように騙す」こともあると思っているからです。

一般的には「騙す」「騙される」で思い浮かぶのは、詐欺師・悪徳業者・ペテン師などの悪い人達が思い浮かんできます。

騙されるのはイヤだ
私は絶対に騙されないぞ
騙す人は悪い人だ

「騙す」と聞くとこんな暗いイメージがあります。しかし「騙される」と聞くと「悪いことだ」と思い込んでいるだけでは・・・

騙すことは悪いことなの

人間は
一度思い込んでしまうと
周りが見えなくなる
という性質があります

そして一旦思い込んでしまったら、その通りに無意識に行動してしまうという習慣になってしまうのです。

騙されるのも良いのかも

私が違和感をもっているのは、騙されるのは良い場合もあるからです。もしも良いように騙されるのであれば、騙された方が得策ではないですか。騙されたおかげでうまくいくとしたら私は騙されてみたいです。

一度思い込んでしまうとその方向に進んで行くという習慣になってしまうのであれば、騙して良い方に行くように思い込ませてしまえば、その結果良いように無意識に行動してしまうという理屈になります。

恐るべき思い込み!思い込みを利用する

思い込みを利用する

思い込みをうまく利用するために、自分を騙してみるのも一つの方法です。事実私は自分で自分を騙しております。悪いことだという思い込みは捨てております。

そのキッカケとなったのは以前テレビのドキュメンタリーで、事故でまったく動かなかった左手が動くようになったという奮闘記録を紹介しておりました。それは「思い込み」と「自分を騙す」という二つを組み合わせた方法で、強烈な改善武器になりますので紹介してみたいと思います。

この奮闘記録の人物ですが名前が思いだせないのですが、たしか政治家でかなり有名な人だったと思います。イスに座って机の上に両手を置き真ん中に鏡を置きます。鏡を動いている右手が見えるように少し斜めにします。そして鏡の裏側には動かなくなった左手を置きます。つまり右手が鏡に映っているのですが自分の目からは左手に見えるのです。

つまりのつまりですが
この鏡に映っている
右手を左手だと
思い込むのです

そして両手をゆっくりと開いたり閉じたりするのですが、動かない左手も右手と同じように動かしますっと同時に誰かに動かしてもらいます。そうすると鏡に写っている左手は、自分の目から見ると動いているのです。毎日続けていると左手が動いているように、脳が完全に勘違いしてしまうのです。「左手はホラホラ動いていますょ」っと自分の脳を騙してしまうのだそうです。

これをしつこいぐらい毎日毎日訓練したそうです。その結果徐々に神経がつながってきて、ほぼ完全に左手が動くようになったと紹介しておりました。実際に軽やかに飛び跳ねながら壇上に上がっている動画もありました。

思わずの感動にこれは良いなと思いながらも、ちょっと疑いのまなこをもちながら、私も実際に鏡を置いて同じように試してみました。これはビックリホントに左手が動いているです。これを毎日繰り返したのですか・・・

これは
完全に騙されて
しまいますょ

恐るべき思い込み!思い込みを利用して自分を騙す

うまく騙されたい

自分で自分を騙す
うまくいくなら
騙された方が得策です

そんなこんなで私は騙されることを望んでおります。っというより、うまく騙されたいと思っているので「騙す」という言葉に悪いというイメージはないのです。そうすると不思議ですね詐欺などの電話があっても、一応話は聞きますが無意識に拒否してスルリとかわしているようです。「お電話ありがとうございます」「せっかくのご好意ですが」「私の場合はそれどころではないのです」「お役に立てなくて申し訳ございません」っで、ごく自然にその場をすり抜けているようです。

悪徳業者の訪問に対してもやはり一応話は聞きますが「今度はどんな騙し方を思いついたのですか」的な目で相手を観察しております。そうすると心を見透かされたような感触に、話が合わなくなるのでしょうか、そそくさと去っていきます。

騙しについての免疫が
出来上がっているようです

【特集記事】恐るべき思い込み

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