基本を知って基本通りにしない!自分流の基本を考えるべし
基本を知って
基本通りにしない
「なんのこっちゃ意味分からん」とか言われそうです。文字通り基本を知った上で基本通りにしないという意味です。何をするにしても先人達が、試行錯誤しながら気づき上げてきた基本というものがあります。まだ何も分からない初めのうちはただ闇雲に行うよりも、基本通りに行っていけば途中の無駄な動きを省くことができます。最短で肝心なことは習得できるので、少しづつ要領を得ていくことかできて、そこから段々と上達していくことができるのです。
基本を知ることが最も重要ですが、時代と共にひと昔前の常識が通らなくなっていることも事実です。たとえば昔は「水は汗をかくだけなので飲まないように」と言われてました。現在では熱中症対策で水は必需品となっており、それなりのスポーツドリンクも販売されております。
うさぎ跳びにしても今では関節に過度な負荷がかかるために、トレーニングの効果よりも膝を痛める可能性が強いために、禁止項目にもなっているようです。時代と共にしなければいけないことも変っており、新たな常識に変えられています。また人によっては通用できない事柄などもあります「まてょ、こうした方が良いのに」っと言うことはよくあります。十人十色です・基本は大切ですが、いつまでも基本通りにしていては進歩がないということです。
基本を知った上で
自分流のやり方を考えるべし
自分オンリーの基本を築く
基本を知った上で基本通りにしないのと、基本を知らないで基本どおりにしないのでは全く違います。基本通りにすればとりあえずは出来ますが、応用が効きません・進歩もありません。最近では多様化しているために臨機応変の力量が必要なのです。工期が迫っていたり・設主と会社の板挟み・思わぬハプニングなど、常にトラブルが付きまとってきます。
「めんどうくさい」なんて逃げているわけにはいかなくて、その都度一つづつ対処・解決しなければいけません。最初はマニュアルを元に対処してはいますが、その過程での経験から自分なりの解決方法にたどり着いてきます。
初めから基本を知らないで全くの自己流では、単なるわがままで試行錯誤の時間が長く上達も時間がかかり過ぎます。基本をマスターした上でより早く・便利に・綺麗にと考えながら過ごして行き、自分だけのオリジナル基本を築き上げるために、常に考えることが必要なのです。基本を分かった上で基本を疑ってみる。自分のやりやすいようにもっと良い方法はないかと考えてみることです。
考える力をつけることが必要
基本を疑ってみる
基本はあくまでも基本です。先人達の知恵と工夫が詰まって出来上がったものです。しかしいつまでも基本通りにしていたのでは進歩がありません。基本を覚えてしまったら一度基本を疑ってみることも必要なのです。自分流のやり方を考えるべきで、「これが正しい」とか「これは間違いだ」というよりも、その時の状況によって臨機応変に対処しなければいけないのです。
自分で「これが正しい」「これは楽だ」「これは便利だ」とか言って信念を貫くのも大切ですが、周りの人達に通用しないこともあります。また同じことを言われても、言う人によって伝わりかたが違い、素直に聞き入れてくれる人もいれば、逆に反発したくなったりする人もいます。
良く言われる
「あなたには言われたくない」
です
時代と共に多様化している今の世の中では、臨機応変に自分独自の判断力が必要になっています。必要なことは、まずは基本を疑ってみる・自分を疑ってみる・常識を疑ってみる、周りで起こっていることすべてを疑ってみるのです。「まてょ、ひょっとしたら迷惑をかけてるんじゃないかな」とか、ちょっと疑ってみると、自分の欠点に気が付くきます。
考え抜くというチカラがついてきて、反省することの必要も分かってきます。周りの人達も押し付けられより、受け入れてくれようになってきます。良く言う「あの人が言うならば仕方がないよね」と、折れてくれるような人柄になるべきなのです。仕事以外の日常生活においても身の廻りのトラブルや困ったことなどにも、適格に対処できるようになり一目置かれるようなオーラが渦巻いてきます。
工事でトラブっても適格に対処できるように、トラブルは起きるものだと悟ってくるのです。逆にトラブルが全くなかったら気持ちが悪く「トラブルがないのか、おかしいな」と考えるべきで、喜ぶよりも逆に気を引き締めて次の工程に入ることが必要なのです。
トラブったら自分から疑う
昔内装工事をしていた時のことで、一階と二階の店舗内装です。まず二階から壁と天井を取り除き新しくやり替えます。二階部分を終えた後に一階に移ります。同じように天井と壁を取り除きますが、今度は電気工事の人が来て、電線のやり替えを確認しながら工事をしています。もちろん電源はブレーカを落としているので使えません。
仕方なく二階から延長コードを垂らして丸ノコを使うことになります。外にある広い場所での作業で、準備ができていざ丸ノコのスイッチを入れます。ジャーーンとけたたましく音が鳴り響きます。すると電気屋さんが一階から血相を変えて飛び出してきたのです。
キョロキョロとあたりを見渡して何やら慌てふためいている。「電機はどこから?」とか聞いてくる。「ああ二階から」とか言うとほっとしたような顔をして「電源は落としているはずなのに丸ノコの音がしてのでびっくりしました」と言ってた、そして一言・・・
何かあったらまずは
自分から疑うことにしている
から
と慌てた理由を言ってた。責任感のあるこの言葉すごく印象に残っているので書き込んでみました。すべての人がこのように考えていたら、世の中すごく平和なのにと思っています。
あえてこの話を取り上げたのは、何かあったらまずは自分から疑っていれば、自分自信の向上につながってきます。トラブルなどにも対処でき・信頼感も生まれ・周りからも好感を持たれます。使い慣れた道具でも、もっと使いやすく・もっと便利に・もっと楽にと気をつけていれば、自分に合う方が浮かんできます。
手慣れた基本にしても疑ってみれば自分に合う方法がみつかるはずです。常に疑うということを習慣づけていれば、あるときにふっとひらめいたりします。さらにはしなくても良いようなことも・しない方が良いようなことも分かってきます。
守・破・離
いつのころからか、基本を知って基本通りしない方が良いのではと思った時期がありました。今こうして記事にしようと思ったときに、どのように書き込んだらいいのかずいぶんと迷いました。自分だけの基本を作るべき、その為には基本を疑ってみるのが良い、さらには周りの人も疑ってみる、さらに自分も疑った方が良い、つまり起こりうるすべての事を、良い悪いは別にして疑ってみるのも良いのではと思うようになったのです。
そしてことわざにも何かあるのかなと思い基本を知って基本通りにしないでググってみても、基本そのものの内容ばかりで、期待したそれらしいことわざは見当たらないのです。
守破離(しゅはり)
私が師と仰ぐ先生から教えていただいたのですが、「守破離(しゅはり)という言葉があるょ」と言われ、さっそくググってみました。剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階とありました(goo辞書 引用)
つまり基本を忠実の守り身につける・自分で考えて工夫をする・そして新しい世界を作るという三段階があるという事です。修業に限らずすべての節目にも当てはまるようです。基本を忠実に守ることの重要さと、その上で成長するために考えなさいという事なのだと思います。何とか自分に納得できましたので記事はこれまでとします。