最初が肝心

相撲中継に学ぶ

相撲ファンというほどでもないが、まだ子供だったころ相撲中継を見ていて不思議に思った事があります。何度も何度も塩をまいて、なかなか始まらない。いったい何であんなに無駄な動きをするのだろう。さっさとすればいいのにと、不思議で仕方がありませんでした。

しかし大人になると、この立ち合い場面が実に面白い。最初にガツンとやればあとは「勢い」でいくので有利に戦える。その瞬間に最大の力が発揮できるように、前日から、そして朝起きた時から調整してるのです。そして土俵にあがってから、序所に盛り上げます。勝つ為に相手のスキを伺ったり、作戦などを再確認したりとか相手をにらみつけて、威嚇したり必死です。それが立ち合いです。

ずいぶん前になりますが、千代の富士VS北の湖の優勝をかけた大一番で、二人がにらみ合う場面が数秒間続いたことがありました。記憶にある人もいると思いますが、じーーーっとして、まだにらみあってる。うわっ中々動こうとしない。会場中の観客がどよめき始めても、まだにらみ合っているという、鳥肌が立った、ものすごい迫力に、このシーンは強烈に印象のに残っております。

人生も同じで、ここ一番という時は数日前から調整して「最初」の立会いに備えます。なんだか人生の生き方と似ているようです。仕事にしても遊びにしても、何にをするにしても始める第一歩に最大限のちからを発揮できるように調整していれば、後は流れで自分の思うように有利に進んで行きます。相撲の立ち会う前の塩まきの時に、あのお相撲さんが何を考えているのかな、と考えながら見てみる。そんな目でみると相撲は面白いぞ。

仕事の前の下準備

以前リフォーム工事をしていた時のことです。まず現場についてすぐ仕事を始める人と、少しゆっくりしてから、仕事を始める人がおりますです。

私は、現場に着いたら、まず落ち着く時間を作って、すぐに動かないです。コーヒーでも飲みながら、少し現場に馴染むためです。その間に、じっくりと今からやるべき仕事の段取りを考えます。数日前から段取りをして、当然、必要な物はすべて揃ってはおりますが、その確認などもします。つまり相撲で言う立ち合いです。勝負の世界では最初にガツンとやる前準備なのですが、

実生活では、完成した時から逆算して、そのためにはまず最初に何をするべきか、という流れが立ち合いと似ていると感じがするのです。そして、よーしと気合い入れてから仕事に取り掛かります。休む時には休む、始める時は「よしこれから2時間」という感じで始めます。そして、また一休みします。その一休みの時に段取りを再確認して、必要ならば修正をしていきます。基本的には5時までにはかたずけます。そんなにガツガツしなくても、結構早くは終わるんですょ。いつの間にか完成しているという感じ。一瞬「っん、早すぎてこれで良いのかな」っと、あっけにとられることもあります。いわゆる、無駄な動きがないのです。コレをなくするための時間が必要だと、考えながらしておりました。

最初の頃は急いだ方がいいような感じがして、すぐ始めるていたのですけど、途中でであれがないこれがないっとか同じこと何度も繰り返すんです。そしてやっぱり先が見えないのか、うまくできず、やり直したりと、側からみると一見テキパキしているように見えますが、目先しか見ていなくて、目標を見ていない。ケガでもしないかと危ない感じで、なんともプロらしくなく、みっともないなと思いましたです。さすがに2~3回目ぐらいめで、何となく気が付き、最初のとっかかりを大切にするようにしております。最初にトチるとその日は1日中ギクシャクするのです。最初良ければあとは良しで、現場に馴染むコーヒータイムの時に相撲の立ち合いを意識して目はキリリです

そして、仕事ガラいろいろな職人と出会います。たいていは少し休むタイプが多いいですが、着いたらすぐに、仕事に取り掛かっている人も結構おりますです。すぐに取り掛かっても、失敗もなくて、さっさと済ます人もいるし、ゆっくりしているのにダラダラと、無駄な動きをしている人も見かけます。毎日だと、さぞ疲れるだろうにと思いながら「っまあ、それもありか」で過ごしております。

最初はテキパキ動け

私のリフォーム仕事内容なのですが、いろいろあって必要に応じて仕事仲間の応援手伝いにも行く事もあります。つまり仕事を頼んだり頼まれたりです。そして、仕事仲間の応援で手伝いに行った時の事です。

丁寧にすると「あんまり、丁寧にしなくてもいいぞ」と言うし、適当にしていると「丁寧にしろ」と言う。テキパキ動いていると「あんまり。ハリキルなや」と言うし、ちょっとダラけていると「もっと動かんか」というような目をする。人間というのは人の動きを非難したがるような性格があるような気がします。

私の場合動くほうが楽なので、ついつい、やらなくても良いような事でも、気がついたらしております。いわゆるフットワークが軽いのです。その方が体が動くし、時間がたつのが早いのです。「あれ、もう日が暮れてます」です。そこで、しんどい時には、からだにムチ打って、逆にテキパキします。「おーい、ちょっ来てくれ」とか言われたら「へーい、ガッテンだ」とか言いながらダッシュです。周りの職人が笑っております。そうした方が体が楽なのですょ。そうしてテキパキ動いているとですね、案の定「おーい、ちょっと休もうや」っと、こうなる。

初めての人と接する時は、とにかく理屈ぬきで一生懸命テキバキしておくと「少しは、休みながらしんさい」というような目つきで見られて、後々がやりやすく非常に楽ですぞ

悩み事も立ち合い精神を

この理屈を実生活の中で考えてみました。いろいろと活用する価値がありそうだからです。

生活していると、必ず悩むことがあると思います。悩み事も同じ理屈で、困った事があれば誰かに相談すれば良い事なのですが、相談する事に抵抗を覚えて、切羽詰まるまで、何とかしようとします。でも自分に未熟なところがあって、うまくやることが出来ないのだから、改善できずに、段々と深みにハマって行きます。そして、やっとこさで相談することにはなりますが、相談相手に、自分の悩みを打ち明けた時に、何だかホっとした経験はありませんか。じつわ、この相談した時から解決に向かって、まっしぐらに進んでいくのです。だから必ず解決できます。つまり、相談するまでが苦しんでいる自分がいるだけで、相談した時点では、すでに解決していると同じ事なのです。だから無意識にホっとするのです。でも、この時に相談員が何とかしてくれるのではなく、解決への手助けをしてくれる。そして、結局は自分のチカラで解決するのだと考えます。

この悩みを打ち明けた時が、一種の相撲の立ち合いだと考えてみます
お相撲さんが勝つには自分しかいないですよね

解決するチカラを自分の物にしていけば、対処する力がついてくるので、次から同じ悩みが起きても、難なく解決できるという事なのです。それを繰り返していけば、解決できる力がバージョンアップして、解決オーラが渦巻き、他人からは、ちょっと違う目つきで見られ始めて、自分の心にも余裕さえ出来てきます。相撲の立ち合いを、悩み解決の行動を起こす前の下準備なのだと意識しております。立ち合いで解決方法がまってしまえば、相撲の闘いのようにガツンとぶつかれば後は解決だけを見て、後ろや周りなど一切見ないで、一気に行動を起こして行くことが出来ます。

そして悩みがおこるということは、自分には足らないあるのですょ、という事を教えてくれている、つまり成長していく為には、必要な事なのだと分かります。

つまり困ったことなどは、自分を成長させるための大チャンスだといえます。

「さあ、今度はどな困ったさんが来るのですか」っで、着たら

「っおおお、来・た・か・・・よーし」です。

「相撲のときの立ち合い」を意識してみる

悩み事のほかにも、すべて応用が出来るように思います

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