最初が肝心!最初にガツンとやればあとはその勢いで進んで行く

最初が肝心!最初にガツンとやればあとはその勢いで進んで行く

相撲ファンというほどでもないが私が子供だったころに、相撲中継を見ていて不思議に思ったことがあります。それは立ち合い前に何度も何度も塩をまいて、相撲がなかなか始まらない。いったい何してるんだろう・何を考えているのだろう・なぜあんな無駄な動きをするのだろう・さっさと勝負してしまえばいいのにと不思議で仕方がありませんでした。

相撲中継の立ち合いに学ぶ

しかし大人になると、この立ち合い前の塩まき場面が面白い。勝負は最初にガツンとぶつかる立合いで8割決まるといわれています。最初にガツンとやればあとは勢いでいくので有利に戦えるのです。その瞬間に最大の力が発揮できるように、前日から・朝起きた時から・この立ち合いに備えて心の調整してるのです。そして土俵にあがってから序所に盛り上げます。勝つ為に相手のスキを伺ったり・作戦などを再確認したり・相手をにらみつけたり・威嚇したりと必死です。それが立ち合い前の儀式のひとつ塩まきですが、このときの両力士の駆け引きが実に面白いのです。

震えがきた名場面

ずいぶん前になりますが、千代の富士VS北の湖の優勝をかけた大一番で、塩まきのときに二人がにらみ合う場面が数秒間続いたことがありました。記憶にある人もいると思いますが、じーーーっと相手をにらみつけて微動だにしないのです。うわーっなかなか動こうとしない。会場中の観客が「うぉー」っと、どよめき始めております。

これは立ち合い前の後がないという、最後の塩まきのときのシーンです。目と目でにらみ合ってまったく動こうとしないという、鳥肌がたつほどのものすごい迫力に震えた記憶があり、強烈に印象のに残っているのです。やるしかないと切羽詰まったときなどに無意識にでてくる一種の火事場の馬鹿力を引き出すという、自分の力量以上のチカラでぶつかるように、塩を巻きながら徐々に盛り上げていった最後の場面なのです。

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立ち合い・塩まきの大切さ

勝負は立ち合いで8割決まるといわれております。私たちもここ一番というときには、数日前から調整して本番に備えて、塩まきと似たような行動をしております。なんだか人生の生き方と似ているようで、この立ち合いがすごく面白いのです

仕事にしても遊びにしても、何にをするにしてもはじめる第一歩に、最大限のちからを発揮できるように調整していれば、後は流れで自分の思うように有利に進んでいきます。相撲の立ち会う前の塩まきのときに、あのお相撲さんが何を考えているのかなと、考えながら見てみると相撲観戦がおもしろくなります。

さて、何をはじめるのしても最初が肝心というタイトルなのですが、一種の火事場の馬鹿力を一時的に引き出すという、いわゆる自分に眠っている能力を最大限に引き出す為の行動が、相撲の立ち合い前の塩まきにありましたので取り上げてみました。

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(火事場の馬鹿力を一時的に発揮する)

焦点を立ち合いに向ける

会社に勤めるにしても商売するにしても、すべてのはじまりには最初が肝心ということは分かってはいるのですが、実際にどのように活用すればいいのかです。とにかくはじまりをうまく決めてしまえば、あとあと楽に思うようになるのです。そのはじまりに焦点を合わしての塩まきです。

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立ち合い・塩まきをイメージ

当然ですが違う方向には目がいかなくなります。目標に向けて素直にすすんでいけるのです。立ち合い前の塩まきをイメージして、そのときに備えるという考え方です。会社勤めにしても商売にしても、はじまりとは立ち合いです。良い意味での相手との勝負だと考えます。はじまりの日が決まれば、そこに焦点をあわして立ち会う前の塩まきのように、修正・調整して体制を整えていきます。

会社に勤めるにしても、うまくやっていけるのかなど、つい今の時点では必要のない方向を見てしまいがちです。立ち合い前の塩まきのように、焦点をはじまり合わしてして、今しなければいけないことの集中して少しずつ調整していけば、そっぽの方向は見えなくなるのです。

商売にするにしてもうまくいくだろうか・資金はどうなるのか。初めに自分の要望と相手の意見を取り入れるようにして、初めにきっちり決めてしまえば相手も納得してくれます。特に今の世の中は個人性が問われています。大企業にはない自分の個性を生かさなければいけない時代になってきているのです。

決めてしまえばそれが天職

もちろん途中でダメだという選択もありますが一旦これでよしと決めてしまえば、あとは流れでスムーズにいきます。うまくいくことだけをイメージして決めた訳ですから、周りのグチ・不平不満などまったく無駄な無意味だと感じることができるのです。どんな人でも良い面があるのでそちらの方を見るようになってきます。

悪い面はスルーして、良い面だけを取り入れるようになってくる。どんな苦悩にあったとしても自分が決めた道・自分の天職なのです。一旦決める重大さに気を引き締めての勝負です・立ち合いです・塩まきです。

立ち合い・塩まきから得ること

立ち合ったあとも、つまり就職した後や商売を始めた後も何かと問題が起きてきますが、同じように立ち合い前の塩まきを意識・イメージして調整するようにしていきます。同じように働いていくにしても、この立ち合いを意識した行動と、ただ給料や料金を頂くだけの行動とは、長い間には天地の差がついてきます。

竹のようにしなやかに

常に焦点を人生の節目(立ち合い)に向けていくという習慣を身につけていくと、どのように人と接っしていったら良いのかが分かってきます。または困った問題が起きたときでも、どのように対処したら良いのか、どのように行動したら良いのかが分かってきます。自分の体に節目(立ち合い)を育てていくという考え方です。焦点を節目(立ち合い)に向けていくというオーラが身についてくると行動に一貫性がついてきます。

あの高く伸びている竹が、どんなに強い風が吹いても、しおれるだけで折れないのは節目があるからです。竹は高く伸びるために節目があるといわれております。人間も節目があれば軽さと強さを備えている竹のように、しなやかな行動と粘り強さが身について苦難にさえも折れたりはしないのです。

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立ち合い・塩まきは節目つくり

今までと同じようにグチや不平不満など言ってきても、気にならないし無視するようになってきます。っというよりも早く気がついてねっという感じで、接するようになってきます。そうすると相手がグチなど言ってきても、そのような目でだんまりでいると、言ってる自分が「グチなどいけないかな」っということが感じるのでしょう、途中でトーンダウンしていくのです。立ち合い・塩まきは節目つくり、そして心つくりです。

理屈では分かってはいても、実行するとなるとできない人は、意識とイメージだけで良いので毎日を過ごしていれば、ある時にふっとできるものです。そこに焦点を合わせる訳ですから、自分の必要性・給料・待遇面・仕事の内容など、自分の中で整理をして人生の節目に備えて準備をしておくのです。

人生の節目がくれば、慌てる必要もなく全力でぶつかるだけです。全力投球に備えての立ち合い・塩まき。この考え方の習慣を身につけていくと何かと便利です。っというわけで焦点を立ち合いに合わしていくという考えかをもちながら、相撲観戦を見ているとすごく面白いという話でした。

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