
段取り八分仕事二分!段取りが仕事です
仕事をしていく上で
段取り八分仕事二分
ということわざがあります
実際に仕事をする前に段取りに仕事の4倍の時間をかけなさいという意味です。下準備を考えないで作業をしてみると勘違いなどから、寸法が合わなかったり部品が足らなかったり・違っていたり・必要な道具がなかったりと、その都度準備するのに手間取り無駄な時間がかかってしまうのです。 近くになければ倉庫まで行かなければならなくなります。焦ったりして手直しなどしていると、ますます焦ってしまいます。
家周りの工事を
業者に頼んだときに
見積もり金額が
思いより高く感じるのは
この見えない部分の下準備に
作業の4倍の時間を
費やしているからです
段取りの必要性
木も見えない根っこが
大きく広がっています
家も見えないところに
しっかりした土台が必要です
仕事をする前にも
しっかりした段取りが必要です
完璧に段取りができれば
終わったようなもの
いつもと同じようにするだけ
完璧段取りとは、上辺だけでなく思いもかけないような事態に備えておくことも、作業する以上に重要視します。「ああっ大丈夫、分かっているょ」は一番の禁物なのです。
まさか
大雨になるとは
まさか
機械が壊れているとは
まさか
接着剤が古くなっているとは
まさかは
作業が遅れる言い訳
にはならないのです
必要な部材や道具はもちろんですが、突然の雨・予期しない地形・周辺の事情・機械の故障・不具合・怪我や腹痛など突発的なことにも対処しておくことが段取りです。
私はいまリフォーム業は引退して警備業で頑張っておりますが、当時の癖からか、車の中には必要なものはすべて予備を積んでおり、少々のトラブルや怪我などには対処できます。

ゆっくりした方が早くてきれい
リフォーム業していたころに樋の交換をしたときのことです。農家の広い家で一人でできるので一日の予定です。たき火をしながらゆっくりしたけど、なんと3時ごろには終わってしまいました。
あれ、一日掛かるつもりでしたし少し残っても、明日の午前中にきてやるつもりでおりました。こんなにゆっくりしたのに思わぬ速さにビックリ。それから陽が落ちるまで、たき火をしながらおばあさん相手に焼き芋モグモグです。
無駄な動きが無い
そういえば無駄な動きがなかったなあ。たき火の守をしながら一仕事、そしてたき火をしながらゆっくりと一仕事でしたが、よくよく考えてみれば段取りにかなり時間ををかけたような気がします。仕事をしていることをイメージしながら、もし状況が変わっても対処できるように、使わないような道具も念のために準備しているのです。
作業中に頻繁に焚火にあたりながら休んでいたときも、作業の確認と一休みした後の仕事の段取りを考えていたような感じがします。そのためか失敗が全然なく、イメージ通りに作業が進んだように思います。たとえゆっくりでも一つずつ確実にすることで、早くてきれいに仕上がるということを思いながらのモグモグでした。
休憩も大切な仕事
休憩することも
仕事の一部なのです
休憩中は
身の周りのゴミや道具の
整理整頓
次の休憩までは
ここまでやるという手順
その為に必要な
道具や部品の確認
ノコギリの刃を
研いでみる
うっかりしていると仕事を始めるも、手元に必要な物がないことに気がつくことがあります。ヘタすると車にもないので取りに帰ったりしていると、時間のロスになります。道具も長く使っていないと苦労することもあります。そして休憩中も今からはここまでとハッキリして、後は逆算してイメージ通りに進めていきます。
ゆっくり話をしている中で、ふっと見渡すと瓦棒がサビていることに気がつきました。「すまんが、いつでもいいからペンキを塗ってつかあさい」ということに、もちろん寸法を書いて帰りました。