
仕事は手抜きができれば一人前!基本を知った上で基本通りにしない
「段取り」とは、初めから完成までの一連の流れを把握して、いかに早く・いかに確実に・いかにきれいにと、完成までの一連の流れを頭の中でイメージすることです。それだけではなく天候の急変や道具の不具合・部品不足・怪我など、目に見えない事態にも考慮しておかなければなりません。
毎日毎日同じことを何度も繰り返していると、無駄な動きやトラブル対処のコツが分かってきます。もっと良い方法・まったくやる必要のないこと・不意の対処などにも気が付いてきます。例えば「雨が降るからシートを事前に用意しておこう」といった気づきもその一つです。
こうして「段取り八分仕事二分」という考え方が身についてきますと、仕事の流れを自分なりに工夫できるようになってきます。無駄な動きを省き、効率よくきれいに仕事を仕上げることで、「手を抜く」余裕が生まれてきます。「今までしていたことよりも、自分はこのようにしたら早く楽にできた」と、実際に経験してから気づくものなのです。
同じ流れの中でも「しなくても良い動き」「もっと良い方法は」などが目について、少しづつですがレベルが上がってきます。さらに欲が出てくると新しい気づきを楽しみたくなるのか、「まだまだ便利に」と考えていくようになってくるのです。仕事の流れを頭に描きイメージ通りに「段取り」をする。そして経験を重ねていくことによって「手抜き」ができるようになってくる。つまり・・・
「手抜き」は
基本を身につけた上での
工夫の積み重ねです
生活していく中ですべてに対して、この「段取り八分仕事二部」の大切さが、関わってくるのです。たとえば家庭の中では趣味・旅行・遊びなどにも、段取り重要さ・無駄なこと・手を抜く必要性ということまでも分かってくるのです。
今回は基本の「段取り」を踏まえつつも、仕事を効率よく進めるための「手抜きのコツ」についても、分かりやすく解説していきたいと思います。仕事や人生を思い通りに変えたい30〜50歳の方におすすめの内容です。
手抜きができれば一人前
「段取り」も休憩も
仕事のうち
「段取り八分仕事二分」の考え方は、仕事の効率化とミス防止に役立ち、時間管理や作業改善に欠かせないポイントです。
「段取り八分仕事二分」という格言ですが、決して段取りに時間をかけて、仕事は手抜きで良いという意味ではありません。基本ができるまで経験を積み重ねてくると無駄なことが分かってきます。そこで無駄な動きは省いてみる。そして「段取り」の確認のために、休憩タイムを入れるてみる。
最初は分からないので、同じ失敗や無駄な動きなど繰り返しながら、統領のやり方を真似たり自分で「段取り」を考えたりとか、まずはイメージ通りに完成させるように努力します。習慣になってくると、いつの間にか自分流の基本が出来上がってきます。いつまでも基本に従っていては進歩がありません。基本を知った上でその基本を疑ってみることも重要なのです。
基本があってこその
「手抜き」です
人生
基本を知って
その基本を疑ってみる
という前提で進むべきです
基本的なことは習ったり慣れたりと時間と経験を要します。言われたことだけを消化しながら過ごしているのと、「段取り八分仕事二分」を頭に入れて過ごしているのでは、長い間には雲泥の差がついてくるのです。
無駄な動き」は省いた方が
早くてきれいで確実に
仕上げることができる
つまり
「手を抜く」ことが
できるようになれば
「一人前」
なのです

警備業での「段取り八分」
「段取りの力」
で無駄を減らして
仕事効率を最大化
「段取り」を徹底することで、「仕事」の無駄を省き効率化を図ることができる。ビジネスパーソンが仕事で結果を出すためには「段取り力」が不可欠なのです。
私の警備業は、自家用車での直行直帰です。業者の作業が早く終われば、昼過ぎにでも帰れることもしょっちゅうあります。12年ちょい勤務しておりますので、たいがい本日の流れが予測できているので、居心地が非常に良いのです。つまり過酷とのんびりが、良い感じで巡ってくるのです。
っという訳で、現在は警備業で頑張っておりますが、この「段取り八分仕事二分」をどのように生かしているかですが、自営業と違って会社の一員です。しかもグループでの共同作業で、少しの油断から大きな事故にもなりかねません。
工事するときに道路の片側を規制して、片方の道路を交互に使って車を誘導する片側通行という交通誘導などは、少しの油断も出来ないという過酷な交通誘導になります。逆に山奥で誰も来ないような場所で、たまに来る車などに「この奥で工事しています」と迂回路を伝えるだけの、いわゆるそこに立っていることが仕事だという、のんびりムードの通行止めなどもあります。
過酷なときにはすごく疲れるけど時間が早く過ぎていきますし、逆にのんびりムードのときには退屈で退屈で時間がなかなか過ぎてくれませんのでどちらも良い面と悪い面があります。しかし、いくらゆっくりムードでも誰が見ているか分からないので、座っている訳にもいかないのです。
それよりも、いつどんな状況に変化するか予測が付きません。その何が起こるか分からないという、その「もしもの状況」に備えておく心構え、つまり突発的な動きにもすぐに動けるような体制にしておく。これが「段取り」というものではないのかなと思っております。
「いざというときに、すぐ動ける状態」を維持することが求められており、「段取り」がすべてのベースになっているのです。その他ヘルメット・無線・チョッキなどは常に車に常備しており、ほとんどの不測の事態にも対応できるようにしているのは、「段取り」を徹底していると自負しております。

手を抜くことの必要性
「段取り力」と「手抜き」
の技術が
あなたの人生を劇的に変える
「段取り八分仕事二分」の実践と「手抜き」のスキルは効率的に仕事をこなし、人生を思い通りに変える鍵なのです。
そして「手を抜く」とはどういうことなのか。それは、決して雑に済ませることではなく「やらなくてもよいことを見抜く力」を持つという意味です。基本を理解して「段取り」を徹底した人だけが、ムダな工程や過剰な確認、形だけの作業を省いても結果を落とさずに済ませることができる。これが「効率よく仕事をする」ということの本質であり、結果的に仕事の質も高まるってくるのです。
「手を抜く」とは、丁寧さや品質を犠牲にすることではないのはもちろんです。むしろ、必要な部分に力を集中させるための賢い選択技であるのです。経験を積み、段取りを自分の中で体系化できてはじめて、無駄を見極める能力をもち、そぎ落とすことができるのです。それこそが、一人前の仕事人の証であります。
「段取り」を制する者が仕事を制する。そして手を抜くことができる人こそが、最終的にはストレスなく質の高い仕事をこなせるようになるのです。目指すべきは基本に忠実でありながら、自分の頭で考え・改善・進化していく働き方なのです。
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