道路交通法を分かりやすく理解する!たった一つ知っておくだけで強力な武器になる
たとえばレジャーで観光地にいく途中で違反・事故を起こしたとします。この場合レジャーの為に運転していたのに違反をしたり事故に遭遇した場合には、業務上〇〇で違反罰金や反則金の名目で料金を徴収されてしまいます。「なぜ業務上になるのか」という疑問が湧いてきませんか。運転することは業務上という事なのがとうっすらとは分かりますが、そこらへんを理解できれば、何かトラブルがあった場合でも適切に対処することができます。しかし道路交通法をググっては見ても、すべて見るのも苦になるしどこを見れば良いのか分からないし、困ってしまいます。
免許証をもって車を運転するためには重要なことであるのに、つい面倒くさくなっており、いざ違反や事故などに遭遇したときには、頭の中が真っ白になって適度な対処ができなくなってしまいます。ここで道路交通法の出番になるわけですが、日ごろから理解して「もし事故ったら」「もし違反に出合ったら」とかシュミレーションしながら理解しておくと、いざという時にうろたえなくても良いわけです。中には「私は違反はしないし、事故も起こしませんから大丈夫」という人もおられると思います。私は事故は起きるものだという認識なので「もし事故った場合は」「もし違反した場合は」とか最悪の場合でも一番軽い状態で済むような運転をしております。
道路交通法は必要な内容ばかりなのに理解はしてみたいとは思うはずでが、あれだけたくさんの車がうようよしているし、角を曲がれば工事中だらけ・車だけではなく自転車や歩行者・見えにくい脇道や歩道など、たくさんの違反・事故に対する要因が隠されております。「何事ごともなく家にたどり着くことは並大抵ではない」という緊張感をもって運転する必要があります。ここでどこを見れば良いのかが焦点になります。
道路交通法70条
考え方としてですが、分からないなりに道路交通法をペラペラと見ていると、何となく感じてきたことがあります。あれだけたくさんある交通法律の中で私達が理解しておかなければならない事は、ほんのごくわずかしかありません。極端に言えばたった一つだけ理解しておけば、あとはその事に対しての細かい部分についてアレアレと説明しているわけです。それが道路交通法70条という訳です。この70条だけを理解することによって、あとは自然にその流れの通りにすれば良いわけです。
専門家が考えながら決めたことですから、本来ならばごく普通にゆっくりと、当たり前の運転をしていれば良いだけなのです。でもいろいろな人達がひしめき合って移動しておりますので、いざという時にオロオロしないように、知っておく必要もあるのではと思い道路交通法70条に注目してみました。
第七十条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
車両運転の如く人の生命身体に危険を生じる恐れある危険業務に従事する者は、具体的状況に照らし危険防止に必要な一切の注意義務を負うものであって、他の交通関与者が道路交通法規を遵守して行動すべきことを信頼してなした運転行為が是認されるのは道交法70条の義務を果たした上でのことでなければならない。(東京高裁昭41.7.4)本条の違反は、装置の確実な操作、他人に危険を及ぼさないような速度、他人に危害を及ぼさないような方法のすべてを遵守すべきことを要求しているのであって、その義務の一つでも欠ければ本条違反の罪が成立する。(大阪高裁昭39.4.20)
罰則 本条の規定に違反した運転者は、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金に処せられ、過失によりこの罪を犯した者は、10万円以下の罰金に処せられる。引用先: なかのみつあき行政書士事務所・道交法70条(安全運転の義務)
何だか引用を見ているだけでも疲れてしまいます。要するに車を運転する人は社会的責任をもって対処する必要があり、車に乗る前にはハンドル・ブレーキなど運転する車に異常かないかを点検して、周りの歩行者や車などに危害を及ぼさないようにする運転をしなさい。スピードの出し過ぎ・一旦停止などには常に注意を払って運転する必要があるという訳です。考えてみれば当たり前のことであり、普通にゆっくりと気をつけながら運転すれば良い事なのです。
つまり本文の中にある・・・
本条の違反は、装置の確実な操作、他人に危険を及ぼさないような速度、他人に危害を及ぼさないような方法のすべてを遵守すべきことを要求しているのであって、その義務の一つでも欠ければ本条違反の罪が成立する。(大阪高裁昭39.4.20)
罰則 本条の規定に違反した運転者は、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金に処せられ、過失によりこの罪を犯した者は、10万円以下の罰金に処せられる。がそれにあたるわけです。
強力な武器になる
道路交通法は急激に増えており2021年9月時点で309条あるようです。しかしすべてを見るよりも、とりあえず、この70条を理解した運転を心がけていれば自分に対しての協力な武器になってきます。たとえばトラブルに出会ったときなどに、「道路交通法の70条には装置の確実な操作、他人に危険を及ぼさないような速度、他人に危害を及ぼさないような方法のすべてを」「過失によりこの罪を犯した者は、10万円以下の罰金に処せられる。と書いてあります」とか一言えば良いわけです。このことを言っただけでもまったく違ってきます。
その為か最近では自分の正当性を証明するためにドライブレコーダーをつけている車が目立ちます。これはすごく便利が良いものであって完全な証拠がありますので、相手がごねてきても言い訳などできません。もちろん自分の方に非があってはいけないので、いつも非がないような運転を心がけるようになり、安全運転にもつながるしトラブったとしても安心だという訳です。
いつどこで何があっても良いように時々は口づさんだりして、自分の中にインプットしておきます。いざと言う時にとっさに出てくるようにしておれば、安心して運転に集中できるというものです。事故はいつ起きるか分からないもので、あっという間に突然起こるものです。何ごとに対しても常日頃からゆとりのある運転を心がけたいものです。
2020.07.09
一旦停止は習慣にしてしまえ!事故は「まさか」の思い込みから
その思い込みのクセから、なんでもない場面でも、車が来ていても無意識に、出てしまうという可能性があるのです。事故った後に必ず「まさか来るとは」と言い訳をしてしまいますが、事故は一瞬の思い込み勘違いの、そのまさかなのです。まさかだから事故なのです・・・…