
自分をコントロールしている「もう一人の自分」の正体とは
人生は常に決心しながら歩いていく必要があります。今日は何を食べようか・どちらに行こうか・どちらにしようかなどです。このような小さな決心もありますが、人生を左右するような重要な選択だってあります。
考えぬいて決心するにも本来の進むべき道ではなかったり、大きな落とし穴だったりすることもあります。そうして道から逸れてしまったりしているうちに、どうも「考えている自分」と「行動している自分」は違っているのかなと思えるようなときがあります。
ここで
自分の行動をコントロールしている
「もう一人の自分」
の存在に気づくことで
すべての謎が解けてきます
っと、同時に
どのように行動すれば良いのか
が明確になってきます
「もう一人の自分」の正体
人間の意識には
顕在意識と潜在意識
があります
自分が気がついている顕在意識と、無意識に入ってきている潜在意識です。自分では気がついてないけど、クーラーの雑音やワイワイガヤガヤなど、すべての情報が潜在意識に入ってくるのです。そのすべての情報が潜在意識と顕在意識の間を行ったり来たりしているうちに、自分に必要な情報だけが顕在意識に蓄積されていくのです。
カクテルパーティー効果
カクテルパーティー効果という言葉があります。たとえばパーティーなどの人ごみの中でビデオ録画などをしたとき、そのときには全く気がつかなかったのに、後で再生してみるとガヤガヤ雑談やクーラーの音などが入っていることに気がつき驚く事があります。
たくさんの人が雑談している中にいると多くの情報が入ってきますが、自分には必要なことしか伝わってきません。特に自分の欲しい情報の話し声でもしたら、その事しか耳に入りません。このような状態をカクテルパーティー効果と呼んでいます。
潜在意識に入ってきた全ての情報を理解するって、ものすごいストレスになるし理解する必要もありません。だから潜在意識の中からフィルターを通して、自分に必要な部分だけを選んで顕在意識に伝えているのです。
情報を振り分けるフィルター
顕在意識と潜在意識の間には
自分に必要な情報だけを
選んでいるフィルター
があるらしい
とくに自分の悪口などが聞こえたときには、そのことだけが聞こえてきて、他のことは全く聞こえないのです。すべての情報から必要なことを認識する為のフィルターがあるからです。同じ状況の中でも100人いれば100人で人それぞれ違う情報が顕在意識に伝わってくるのです。顕在意識と潜在意識の間にあるこのフィルターですがアイデンティティのフィルターと呼ばれているものです。
どうやらこのあたりに
もう一人の自分
が存在しているようです
このアイデンティティのフィルターですが、その人の個性のようなもので生まれてから物心がついていき、その過程の中で徐々に育成されていきます。幼いころにはほぼ育成され、その後は自分はこういった人間だという思い込みが、アイデンティティのフィルターの中に育っていくのです。幼いころに一度こうだと思い込むと、その思い込みが大人になるにつれて大きく育っていくという訳です。
思い込み
子犬におどおど
私の経験ですが、中学生の頃ものすごい秀才でガッチリ体系の同級生がおりました。ある日一緒に帰っていたら、可愛い子犬に出会いました。しばらくは「よしよし」とか言っておりましたが、ふっと振り返ると同級生の姿が見えません。はるか向こうの角からチラリと顔だけのぞかせて、おどおどしながらこちらを伺っているのです。
どうやら犬が大嫌いならしいのですが、よくよく聞いてみると幼いころに小さな犬に思いきり吠えられたそうです。それ以来「怖い」と言う「思い込み」から大人になるに従って、小さな犬を見ただけで怖いと思うようになり、ついには子犬が近づいて来ただけで、無意識に逃げてしまうのだそうです。
私たちは日頃の生活のから
アイデンティティのフィルターに
思い込み
が作り上げられていきます
※▶ 次に読む:「もう一人の自分」を味方にする方法※
私たちの行動を支配している「もう一人の自分」の正体が「潜在意識」だと気づくと、次に大切になるのはその「潜在意識」をどう扱うかということです。「頭では分かっているのに動けない」という矛盾を解く鍵は、無意識に刷り込まれた「思い込み」を外すことにあります。
次の記事では「潜在意識」を上手にコントロールして「もう一人の自分」を味方に変える具体的な方法を紹介しています。あなたの人生を思い通りに動かすための第一歩として、ぜひ続きを読んでみてください。
根拠のない思い込み
あいつは嫌だと思い込むと、何があっても嫌なものです。俺は前に進みたいんだと思っても、実際に前に進んだことがない未知への不安から「どうせできないだろう」「できる訳がない」と、まったく根拠のない勝手な「思い込み」をしてしまう。そうすると「もう一人の自分」が「できないだろう」と判断して、自分の意思は無視して、反対の方向に進んでしまうのです。
「もう一人の自分」が
一度こうだと思い込んむと
いい悪いは別で
「もう一人の自分」
の方向に動いてしまうのです
「もう一人の自分」に
コントロール
されているので
無意識に動いてしまうのです
2019.09.09
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