【特集記事】多重債務に陥ったときの対処法と考え方
そもそも
なぜ借金をしてしまうのか
それは
その人の金銭感覚にあります
つまり焦点がゼロに合っていると、無意識にゼロに向かおうと考え・行動してしまうものです。焦点がゼロに合っていると、ゼロの周りを行ったり来たりするのです。マイナスになってくるとゼロにしなければと一生懸命頑張ってやっとゼロになる。すると安心するのか気を抜いてしまうのか、あれょあれょという間にマイナスになってくる。そしてまた頑張ってゼロにする。
ゼロより上に行くと、安心するのかプラスになることに馴染めないのか、次から次へと欲しいものが出てきたりしてゼロに戻ろうとする。何かでお金が入ったときにも、ゼロに向かうような癖がついている。そうしているうちにゼロより以下になると這い上がらなければいけないので、また頑張るというこの繰り返しで、マイナス人生を繰り返すというわけです。
つまり焦点をどこに置くかですが、焦点を100万に置けば100万円の周りを行ったり来たりするし、1000万円に焦点を置くと1000万円の周りを行ったり来たりということです。あまり目先のことなどには振り回されないで、遠くを見つめて焦点を置く心を持つということです。つまり・・・
こころを広くもって
焦点のレベルを引き上げる
のです
解決免疫をつくる試練のとき
【1】相談すれば必ず解決できる
私がある事務所にいたときに、いきなり訪れてきた人が発っした言葉です。30歳ぐらいの女性の方で今問題になっている多重債務の相談です。入ってくるなり「やっちゃいましたー」っで始まったわけですが、ものすごい違和感を感じました。調子がよく微笑みを浮かべており真剣さがまったくないのです。
「今まで借り入れしている残高金額と、業者別に最初に借り入れた日付け・残高金額・毎月の支払額、それと毎月いくらぐらいなら返済可能なのかを、すべて紙に書いてきて下さい」っと言いますと、なんと驚いたことに「えーっ私がするんですかー」には、10歩ぐらいドン引きしました。
【2】行き詰まったら開き直れ
なぜ挫折したのか、意味があるから挫折したのです。「あなたはこのままでは、世の中から取り残されてしまいますょ」「あなたは世の中が必要としているのですょ」「そのためには足らない、邪魔をしている何かがあるのですょ」「さあ、どうするのかね」っと、たずねられているのです・試されているのです。
ゴチャゴチャと解決方法を考えてはみるも、結局は自分自身の方法を見つけるしかないのです。そういう意味でのやけっぱちな開き直りも必要なのです。
【3】開き直ると何も怖くない
より高くジャンプするためには、一度しゃがむ必要があります。解決免疫をつけていく行動をすることによって、本来の自分の姿が見えて高くジャンプすることができるのです。窮地に追いやられたときには「困った困った」と落ち込むよりは、どのように考えて実際に行動するのかなのです。
ずけずけイケイケの開き直り精神で進んだ方が、自分も周りの人達もあまり考えなくても良いので、気持ちの整理がつけやすくすべてがうまく解決していくようです。
【4】解決しただけでは意味がない
挫折したときに開き直って行動していると、怖いものがなくなってきます。「解決してよかった」ではなく「解決できる自分になれたことによかった」です。今までとは見るべき方向が変わってきます。そこに価値があることに気づき感動を味わう喜びがクセになってきたことに感謝です。
もしも、いま悩んでいるとしたらちょっと目線を変えて周りを見てみませんか。外に出て軽く散歩してみるのも良いです(コレお勧めです)。しばらく観察していると何かを感じてきます。
【5】挫折よりも免疫に焦点を
多重債務に陥ったときの挫折は、自分にはお金に対する処理能力が足らないので考え方を変えなさいというサインなのです。言わば「このままごまかしながら同じことを繰り返すのか」「お金に対して計画性をもつようにするのか」
目の前に起こった自分のふがいなさの現実を見せつけられながら「さあ、どちらにするの」と試されているのです。相談するまでは処理能力がないので、未知の世界に不安を抱くだけです。相談すればそのときから解決というゴールに向かっていきます。