
なぜ追うほど逃げる?心理学で分かる運の逆転
逃げ続ける限り
人生は何度でも
同じ問いを突きつけてくる
人生には、不思議な法則があります。逃げると追いかけてきて、追いかけると逃げていくというものです。
嫌なことから目を背けたり、考えないようにしていると、その問題は消えるどころか、形を変えて何度も現れます。しかも、気づかないままでいると、出来事は少しずつ大きくなり、より重たい形で追いかけてくるようになります。
これは偶然ではありません。嫌なことが起きるのは、嫌なことから逃げ続けているからです。やがて「考えていること」と「実際に取っている行動」がズレ始め、なぜか物事がうまくいかない状態が日常になります。しかし、この法則に気づき、向き合う姿勢を持った瞬間から、現実は静かに変わり始めます。
「追うと逃げる」は感情ではなく心理反応
人生は、気づくまで
同じ問いを繰り返す
逃げ続ける限り
現実は何も変わらない
私たちは普段、幸せ・お金・恋愛といった「手に入れたいもの」に対しては、無意識のうちに追いかける行動を取りがちです。その一方で、嫌なことや不安な出来事、向き合いたくない問題からは、できるだけ距離を取ろうとします。
良いことは追い、悪いことからは逃げる。これはごく自然な人間の反応とも言えるでしょう。
しかし、先人たちの教えを振り返ると、実は逆の姿勢が大切だと語られてきました。悪いことには逃げずに立ち向かい、良いことは当たり前と思わず、謙虚に受け取る。頭では分かっていても、私たちは日常の中で、つい無意識に正反対の行動を選んでしまいます。
では、なぜ嫌なことから逃げると、まるで意思を持ったかのように追いかけてくるのでしょうか。
これは精神論やスピリチュアルな話だけではなく、行動と心理の仕組みとして説明できる現象です。
実は、この「逃げると追われる」という関係を、非常に分かりやすく示した実験が、以前テレビ番組で紹介されていました。それが、日光の野生のサルは、どのような観光客を襲いやすいのかという興味深い観察実験です。
このサルの行動を知ることで、私たち人間がなぜ同じ問題を繰り返してしまうのか、その理由が驚くほどはっきり見えてきます。
なぜ追うほど逃げるのか
番組ではまず、野生のサルに首輪をつけ、杭につないだ状態で観察が行われました。
「サルが襲うのは、おそらく弱そうな人間だろう」という仮説のもと、最初に女性がバナナを持ってサルに近づきます。すると、サルは女性に対しては襲いかかりますが、男性が近づくと襲ってきません。
そこで次に、「女性だから襲われるのでは?」という疑問が出ました。
今度は男性が女性の服装をしてサルに近づきます。しかし、サルは襲ってきません。
逆に、女性が男性の服装をして近づくと、今度は襲われてしまいます。
この結果から、サルは見た目や性別で判断しているわけではないことが分かってきました。
では、何を基準にしているのか。
VTRを何度も見返していると、ある重要なことに気づきます。サルは、いきなり襲ってくるわけではないのです。
サルはまず、バナナの前を行ったり来たりしながら、相手の様子をうかがいます。
さらに観察していると、途中で「襲うふり」をすることが分かりました。これは相手を試すための**威嚇(いかく)**です。
サルはこの威嚇によって、「この相手は反撃してこないか」「襲っても大丈夫か」を確認しています。そして、少しでもひるんだり、後ずさりしたりすると、「この相手はいける」と判断し、本気で襲いかかるのです。
実験では、男性でも威嚇された瞬間に後ずさりすると襲われ、逆に女性でも後ずさりせずに堂々としていると襲われませんでした。
つまり、サルが襲うかどうかを決めているのは、性別や見た目ではありません。
逃げるか、逃げないか。
サルは、逃げる人を追いかけるのです。
このサルの行動を見て気づいたのは、人間の人生で起きている出来事も、実は同じ仕組みで動いているのではないかということでした。
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引き寄せの法則より“自己管理”が先
毎日嫌なことばかり続いているように感じると、「自分だけ運が悪いのではないか」「幸せになる方法があるなら知りたい」と思ってしまいます。周りを見渡せば、うまくいっているように見える人、幸せそうな人がたくさんいます。「あの人は良いことばかり起きている」「運がいい人なんだろうな」と感じることもあるでしょう。
しかし、冷静に考えてみると、その人たちにも嫌なことは必ず起きています。違いがあるとすれば、**嫌なことの“捉え方”と“向き合い方”**です。多くの人が集まって生きている以上、嫌な出来事が起きるのは当たり前です。むしろ、良いことばかり続くほうが不自然だと言えるでしょう。
もし「嫌だな」「やりたくないな」と感じているとしたら、それは出来事そのものではなく、嫌だと感じている自分の心の反応なのかもしれません。その瞬間、人は無意識に「逃げたい」という選択を考え始めます。そして、この“逃げる姿勢”こそが、後々の人生に大きな影響を与えていくのです。
嫌いな人を追う心理のしくみ
人生には、「逃げると追いかけてくる」という法則があります。嫌なことから目を背けると、その問題は消えるどころか、形を変えながら、少しずつ大きくなって戻ってきます。そして、また逃げる。その繰り返しが、気づかないうちに悪循環を作り出します。
この状態が続くと、「なぜ自分だけうまくいかないのか」「自分はダメな人間なのではないか」と、自分を責めるようになります。しかし実際には、能力や運の問題ではありません。逃げる行動が続いているだけなのです。
「誰かが何とかしてくれないか」「もっと簡単な方法はないのか」と考え始めると、他力本願の姿勢が身についていきます。すると、人生の主導権は自分から離れ、ますます状況は動かなくなります。嫌な出来事は、あなたを苦しめるためではなく、向き合うべき弱さや課題を知らせるサインなのです。
運が好転する人の行動3選
嫌なことに対して、逃げるのではなく「追いかける」と意識を切り替えると、状況は驚くほど変わり始めます。嫌なことは、追いかけると逃げていく性質があるからです。これは気合いや根性論ではなく、行動と心理の仕組みです。
嫌なことに向かって行くと、自分の中から自然と「どうすればいいか」という答えが浮かび始めます。この積み重ねが、自分で解決していく力=人生の免疫を育てていきます。最初は怖くても、何度か経験すると、「向き合えば大丈夫だ」という感覚が身についてきます。
追いかけることで逃げていく――この感覚を一度つかむと、人生の見え方が変わります。問題は敵ではなく、自分を成長させる材料になります。逃げるのをやめ、追いかける選択をすること。それこそが、人生を好転させる最も確実な方法なのです。
「追うほど逃げる」という心理があるなら、
「逃げるほど追われる」という現象が起きるのも自然なことです。
実際、嫌なことから逃げ続けていると、仕事や人間関係、人生そのものが同じ場所を回り続けてしまいます。
次の記事では、この“逆の視点”から行動と人生の関係を整理した内容となっております。
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