仕事・転職・キャリア

仕事の悩みは、能力よりも選び方と考え方で決まる。転職・働き方・キャリアの不安を整理し、自分らしく続けられる仕事軸を見つけていく。

仕事のチャンスは信頼で増える|福の神に好かれる働き方

仕事のチャンスは信頼で増える|福の神に好かれる働き方

「福の神」は
空から降ってこない

「誰かの信頼」に
乗ってやってくる

「仕事」がうまくいかない原因や、「仕事運」の悪さを考えるとき、見直したいのは「日頃の働き方」と周囲からの「信頼関係」です。

「どうも最近、仕事の運が悪い」
そんなふうに感じることはないだろうか。

一生懸命に働いているつもりなのに、思うような仕事が回ってこない。
自分より経験の浅い人が評価される。
何となく損をしている気分になってくる。

そんなとき、「福の神はどこへ行ったのだろう」と考えてみるのも面白い。
もちろん、本当に神様が仕事を選んで持ってきてくれるわけではありません。

しかし、「仕事を頼む人」の立場になって考えてみると、運の正体が少しは見えてきます。
「時間を守る人」
「約束を果たす人」
「困っている仲間に手を貸す人」

そういう人には、「また一緒に仕事をしてみたい」と、思う人が増えてきます。

反対に、「不平不満」ばかりで仕事に「協力」しようとしない人には、
せっかくの機会を、逃してしまうのです。

仕事の「チャンス」は、ある日突然降ってくるものではありません。
普段の何でもない働き方が、知らないところで次の仕事への道をつくっているのです。

今回は「貧乏神と福の神」という少し変わった見方から、
「仕事運」と「信頼」の関係を、考えてみたいと思います。

仕事運は信頼で変わる

「運が良い人」には
また頼みたくなる
「理由」がある

「仕事のチャンスを増やす」には、能力や資格だけでなく、「時間管理」「約束を守る習慣」「職場の人間関係」も見直したい。

仕事がうまくいかないとき、私たちは「運」や「環境」のせいにしたくなります。
しかし、仕事の機会は必ずしも「偶然」だけで決まるものではありません。

同じ職場にいても、
新しい仕事を任される人と、なかなか声をかけてもらえない人がいる。
その違いの一つに、日頃から積み上げてきた「信頼」があるのです。

時間を守る。
頼まれたことを最後までやる。
分からないことは確認する。
困っている人がいれば、できる範囲で手を貸す。

一つひとつは、それほど難しいことではありません。
ところが、これを毎日のように続けるとなると、案外できないものです。

「不平不満」を、口にすることが悪いわけではありません。
ただ、
「文句」を言うだけで終わるのか、
問題を見つけて「改善しよう」とするのか。
その違いは、周囲の人にも伝わっていきます。

もちろん、
努力しても報われない職場はあるし、仕事を引き受けすぎれば疲れ果ててしまう。
だから、何でも我慢して働けばいいという訳ではありません。

「福の神」に好かれる働き方とは、
無理をして、何でも引き受けることではありません。
自分のできる仕事を「誠実」に果たして、周囲との「信頼」を育てることです。

その積み重ねが、新しい仕事や評価、思いがけない出会いを生むことがあるのです。

貧乏神と福の神!幸運をつかむには福の神と仲良くする

仕事運が悪いと感じる理由

運を嘆く前に
「昨日の働き方」
を振り返ってみよう

仕事がうまくいかない原因は、景気や職場環境だけでなく、「準備不足」や「報告の遅れ」など、普段の「仕事の進め方」にある場合もあるのです。

仕事で失敗すると、誰でも面白くありません。
「あの人の指示が悪かった」
「今日は運が悪かった」
と、一言くらい言いたくなるものです。

私も長い間、建設や警備の仕事に関わってきましたが、
仕事というものは、こちらの都合どおりには進まないものです。
急に雨が降る。
予定が変わる。
機械の調子がおかしくなる。

こればかりは、いくら腕の良い職人でも思いどおりにはできません。
ただ、同じような問題が起きたとしても、その後の対応にはハッキリと違いが出ているのです。

例えば、仕事で失敗した二人がいたとする。
一人は「あの人が悪い」と言って終わる。
もう一人は「次は先に確認しておこう」と考える。

最初の失敗は同じでも、次の仕事に向かう姿勢は違ってくるのです。
私は、この「小さな違い」が案外大きいのではと思っております。

ただし、仕事がうまくいかない原因を、すべて本人の責任にしてはいけないのです。
「人員不足」
「無理な納期」
「不公平な評価」
など、個人の努力では解決できない問題もあります。

そんなときには、相談したり、職場を変える選択をしたりすることも必要です。
そのうえで、一つだけ考えてみたいことがあります。

「自分のやり方を変えれば、防げたことはなかっただろうか」

その問いに答えが見つかれば、失敗も無駄ではなくなります。
運が悪かったと嘆いて終わるより、次に失敗しない方法を一つ覚えた方が得ではないのか。

「福の神」は、そんな姿をどこかで見ているのかもしれません。

福の神に好かれる働き方

「福の神」は
空から降ってこない

「誰かの信頼」
に乗ってやってくる

仕事のチャンスを増やす「働き方」には、「時間を守る」「約束を果たす」「丁寧に報告する」など、信頼を築く「共通の習慣」があります。

ここで、少し想像して欲しい。
もし自分が仕事を頼む立場だったら、どんな人に声をかけたいだろうか。

仕事を頼むたびに文句を言う人。
難しい仕事でも「どうすればできるか」を考えてくれる人。

私は、後者に頼みたくなります。
もちろん、何でも引き受ける人が、優秀だというわけでありません。
自分にできない仕事は「できない」、と正直に伝える方が、信用されることもあります。

私が建設現場で身につけた「習慣」の一つは、
仕事を始める前に「道具」や「材料」を確認することです。
雨樋を交換するなら、必要な部材が足りているか、工具に不具合がないかを調べておく。

当たり前のことに思えますが、こうした準備を怠ると、作業の途中で手が止まってしまうのです。
反対に、段取りよく仕事が進めば、お客さんも安心します。

腕の良さだけではなく、安心して任せられることも信用の一部なのです。

仕事で信頼される人は、腕の良さだけでなく、「準備」や「確認」をおろそかにしないものです。
「仕事のミス」を減らすには、「作業の順番」や「段取りを見直す」ことも欠かせません。
建設現場の経験をもとに、「段取りが苦手な人」でも実践できる「5つの習慣」を紹介しています。


警備の仕事でも似たようなことが言える。
周囲の安全を確認し、
決められた合図を守り、
仲間との連携を密にする。
派手な仕事ではないが、こうした基本が欠けると困る人が出てきます。

信頼とは、
一度の立派な仕事で手に入れる勲章ではなく、毎日の約束を守った記録のようなものです。
気がつけば、「あの人なら任せられる」と、声をかけてもらえるようになってくる。

それを「福の神」に好かれると言うならば、何とも現実的な「福の神」ではないのではないでしょうか。

運が悪い原因は仕事の行動だった?福の神に好かれる働き方

不満を改善に変える習慣

「愚痴」
は昨日を説明できても
「明日の仕事」
までは片付けてくれない

職場の「不平不満」や人間関係の「ストレス」は、問題を具体的に整理し、改善策や相談につなげることで、「仕事に役立つ情報」へ変えられる。

職場に不満がまったくない人など、そう多くはいないと思う。
仕事が多い。
給料が安い。
上司の言うことが昨日と違う。

「昨日は右と言ったのに、今日は左か。明日はどっちだ!」
そんな気分になる日もあるでしょう。

不平不満を、口にすること自体が悪いわけではありません。
むしろ、危険な作業や不公平な扱いについては、黙って我慢するよりも声を上げた方がいいのです。

問題は、同じ「愚痴」を繰り返すだけで、何も変えようとしないことです。

例えば「仕事が多すぎる」と感じたとします。
同僚に文句を言い続けても、仕事の量が減るわけではありません。

しかし、
「この作業を先に終わらせれば、後の仕事が楽になる」
「人手が足りないので、応援を頼もう」
と、考えてみれば、次の手が見えてきます。

上司に相談するときも同じことです。

「こんな仕事はやっていられません」
と言うよりも、
「このままでは時間内に終わらないので、作業の順番を相談したい」
と伝える。
これなら相手も対応を考えやすくなり、喜んで対応もしてくれます。

仕事を任せる立場になってみれば、
問題が起きたときにすぐ「報告」して、「改善案」を出してくれる人は、心強いと感じてくるものです。

「不満」のない人が、信頼されるのではありません。
「不満」の中から、次に何をすべきか考えられる人が、信頼されるのです。

職場の「不平不満」は、言い方を間違えると人間関係を悪くします。
しかし、同じ不満でも「どうすれば改善できるか」と相談すれば、協力してくれる人が現れることもあります。
愚痴を建設的な「相談」に変え、敵をつくらず周囲の「信頼を得る」ための具体的な伝え方を紹介しています。


「貧乏神」を追い払おうとするよりも、
「不満という貧乏神」から、仕事の改善点を教えてもらう。

そんな付き合い方も、あっていいと思うのですが。

嫌な仕事に隠れた好機

「誰もやりたがらない」
仕事には
「誰かを助ける機会」
が隠れている

面倒な仕事や地味な作業にも、経験を増やし、職場の「信頼関係」を築き、キャリアの「可能性」を広げる機会を含んでいます。

昔から「嫌なことを進んでするのは厄落としになる」と、言われています。
私は、この言葉には「面白い意味」が隠れていると思っております。

例えば、建設現場では、作業が終わった後の片付けがあります。
使った道具を元に戻し、
余った材料を整理し、
翌日の準備をする。

仕事を終えた後だから、できれば早く帰りたい。
正直なところ、誰かがやってくれたらありがたい仕事であります。

しかし、この片付けをきちんとする人がいれば、翌朝の仕事は始めやすくなります。
道具を探して、右往左往する時間も減ります。

周囲には、そんな姿を見ている人がいます。
「あの人は、言われなくても気がつく人だ」
そう思ってもらえれば、次の仕事を任される理由にもなってくるものです。

嫌な仕事を引き受けることは、単なる自己犠牲ではありません。
今まで経験したことのない作業を、覚える機会にもなります。

ただし、「危険な作業」「能力を超える仕事」「無理な長時間労働」
まで、進んで引き受ける必要はありません。

仕事を選ばない誠実さと、無理を断る判断力は、両方あっていいのでは。
自分にできる範囲で、誰かが困っている仕事を引き受ける。

その「小さな親切」が、後になって思いがけない形で返ってくることもあるのです。

厄落としをしたつもりが、いつの間にか「信用という福」を拾っていた。
仕事には、そんな面白さもあるのです。

仕事のチャンスは信頼で増える|福の神に好かれる働き方

信頼を積み上げる五つの習慣

幸運
を待つより
また頼みたくなる
人になろう

「仕事運」を良くしたい人は、「時間管理」「約束の履行」「報告と相談」「周囲への協力」「失敗の振り返り」という、五つの習慣から始めてみたい。

では、「福の神」に好かれる働き方を身につけるには、何から始めればよいのだろうか。
私は、次の五つなら誰でも取り組みやすいと思う。

① 時間を守る
始業時間や約束の時間を守る。
遅れそうなら早めに連絡する
時間を守ることは、相手の予定を尊重することでもある。

② 引き受けた仕事を果たす
簡単な仕事でも途中で投げ出さない。
難しいと分かったら、抱え込まずに相談する。
約束を守ろうとする姿勢が信用につながる。

③ 問題を早めに報告する
失敗を隠すと、小さな問題が大きくなることがある。
報告は叱られるためではなく、被害を広げないためにするものだ。

④ 困っている人に手を貸す
自分の仕事に支障のない範囲で、仲間を助ける。
そんな小さな協力が、職場の雰囲気を変えることもある。

⑤ 失敗から一つ学ぶ
うまくいかなかったら、原因を一つ見つける。
そして次の仕事で試す。これを繰り返せば、昨日より少し仕事が上達する。

五つ全部を、一度に始める必要はありません。
明日は時間を守ることに気を配る。
それができたら、次は報告の仕方を工夫してみる。

そんなことで、運が良くなるのかと笑われるかもしれない。

しかし、信頼される人の働き方は、意外と地味なことの繰り返しではないだろうか。

「福の神」を呼ぶ特別なおまじないより、「今日の約束を一つ守る」方が、よほど現実的なのです。

見返りを求める奉仕の落とし穴

見返りを求めた
「親切」は
「福の神」にも
「見透かされている」
のかもしれない

以前、若い女性がトイレの掃除をしている姿を見かけたことがあります。
初めて見たときは、「おや、何を始めたんだろう」と少し不思議に思った。

私も昔から「人が嫌がることを進んでするのは厄払いになる」という話は知っていた。
だから、その女性も
「トイレを掃除すれば、きっと何か良いことが起こる」と考えて始めたのではないか。
そんなふうに見えたのです。

もちろん、本当の動機は本人にしか分からない。

ところが、案の定というべきか、掃除は三日坊主で終わってしまった。
その女性は、普段から周囲の人に少し敬遠されているようなのです。

せっかく人の嫌がる仕事を引き受けたのに、何とももったいない話である。

ここで考えさせられたことがある。
人のために何かをすることと、
良いことが起こるのを期待して何かをすることは、
似ているようで少し違う。

「見返り」を期待すること自体が、悪いわけではありません。

しかし、期待した結果がすぐに現れなければ、
「何だ、何も良いことが起こらないじゃないか」
と、せっかく始めたことまで嫌になってしまいます。

それでは、周囲からの信頼もなかなか積み上がらない。
本当にありがたいのは、誰も見ていなくても、必要なことを淡々と続けてくれる人ではないだろうか。

「福の神」は、良いことをした回数よりも、
「見返りがなくても続けられる誠実さ」を見ているのかもしれません。

厄落としのつもりで始めたことが、いつの間にか見返りを求める取引になってしまう。
それでは、「福の神」も少し居心地が悪いだろう。

良いことを始めても、三日坊主で終わってしまえば、周囲からの信頼はなかなか積み上がりません。
「時間を守る」「約束を果たす」「片付けをする」
そんな当たり前のことを無理なく続けるには、ちょっとした工夫が必要です。
「小さな習慣」を身につけ、「当たり前」のレベルを高める方法を紹介しています。


人に見せるための親切は一度で終わることがあります。
人を思う親切は、誰も見ていなくても続いていくものです。

仕事のチャンスは信頼で増える|福の神に好かれる働き方

【まとめ】

福の神は
見返りを
求めぬ誠実さ
に宿る

「仕事のチャンス」を増やし、仕事運を「好転」させる秘訣は、「見返りを求めず誠実に働き」、周囲からの「信頼を積み重ねる」ことにあります。

「福の神は信頼の中にいる」
仕事の運は、誰かに「ありがとう」と言われる日々から育っていきます。

「福の神」に好かれる働き方とは、
周囲からの「信頼を積み重ね」、仕事のチャンスやキャリアの可能性を広げる「日々の習慣」です。

長く仕事を続けていると、運が良かったと思える出来事があります。
しかし、その出来事を振り返ってみると、必ずしも偶然だけではなかったと思うこともあります。

時間を守った。
頼まれた仕事を最後までやった。
困っている人に手を貸した。

そのときは、別に福の神を呼ぼうなどと考えていなかったはずです。
ただ、目の前の仕事を片付けただけだった。

それでも、そうした働き方を見てくれる人がいるのです。
「今度もお願いしたい」
「次の仕事も任せてみよう」
その一言が、新しい経験につながることもあるのです。

もちろん、誠実に働いたからといって、必ずしも報われるわけではありません。

世の中には、理不尽なことも、努力だけでは変えられない事情もあります。
それでも、「信頼を積み重ねる働き方」には、意味があるのです。

運の良し悪しは、選べなくても、
人とどう向き合い、仕事にどう取り組むかは、選べる部分があるのです。

私は、「福の神」と「貧乏神」の話を、そんな働き方の教訓として受け止めております。

そして、こんな言葉を残しておきたいです。
福の神は、仕事を選ばず誠実に取り組む姿を、見ているのかもしれません。

【続きの記事】

【特集】貧乏神を福の神に変える方法|お金に好かれる習慣

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