
仕事とお金が噛み合わない原因は思い込みの方向だった
貧乏神と福の神の正体は
「思い込みの方向」にある
ここまでの【1】〜【4】では、お金や仕事、運がうまくいかない理由を、行動や習慣の視点から見てきました。これらを一本の軸で整理すると、共通して浮かび上がるのは「思い込み」という存在です。
本特集では、貧乏神と福の神を次のように定義してみました。
貧乏神=人生を停滞させる思い込み
福の神=思い込みの方向が変わった状態
これは精神論ではありません。
仕事の選択、行動の速さ、人との関わり方、お金の使い方。
そのすべては、本人も気づいていない「無意識の前提=思い込み」によって左右されているからです。
実は、この特集を書き進める中で、私の中にずっと引っかかっていたことがあります。
それは、貧乏神の反対語は「金持ち神」ではなく、なぜ「福の神」なのかという点です。
金持ちは結果を表す言葉ですが、福の神は“状態”や“流れ”を表します。あえて「金持ち」ではなく「福の神」という言葉を使ったのは、結果ではなく、思い込みと行動が生み出すプロセスそのものに目を向けたかったからです。
貧乏神がいるように感じる人生は、実際には不運でも能力不足でもありません。
「どうせ無理だ」「失敗したら終わりだ」「自分には価値がない」「お金は苦労しないと手に入らない」。
こうした思い込みが無意識にブレーキとなり、行動を遅らせ、選択肢を狭め、結果としてチャンスを遠ざけていきます。
一方で、福の神に好かれる人は、特別な才能や強運を持っているわけではありません。
違うのは、思い込みの向きだけです。
「できる前提で考える」「行動しながら修正すればいい」「頼まれごとはチャンスかもしれない」「小さな一歩でも流れは変わる」。
この前提の違いが行動量を増やし、人との縁を広げ、結果として“運がいい状態”をつくり出します。
ここで重要なのは、貧乏神の反対語がなぜ「金持ち」ではなく「福の神」なのかという点です。
私の意見として、金持ちは「結果」を表す言葉ですが、福の神は「状態」を表す言葉だと考えています。
結果だけを追うと行動は止まりやすい。しかし、福の神という概念は「行動が回り始めた状態」を示しており、再現性があります。
「思い込み」が変わると、行動が変わる。
行動が変わると、選ぶ仕事が変わる。
選ぶ仕事が変わると、出会う人が変わる。
その積み重ねが、お金と運の流れを変えていくのです。
つまり、貧乏神を追い払う方法とは、戦うことでも否定することでもありません。
思い込みの向きを変え、行動が自然に動き出す状態をつくることなのです。
次の【6】の書き込みでは、貧乏神と福の神のまとめとして
なぜ仕事とお金が噛み合わなくなるのか、
そして人はなぜ「分かっていても行動できないのか」。
その心理の正体を、さらに具体的な構造として掘り下げていきます。
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