行動できない心理・思い込み

動けない理由は怠けではなく、無意識のブレーキ。思い込みや恐れの正体を知り、自然に一歩踏み出せる心理状態をつくるための視点を整理する。

仕事とお金が噛み合わない原因は思い込みだった

仕事とお金が噛み合わない原因は思い込みだった

「できない」
と決めた瞬間
「可能性」
まで消えてしまう

「仕事」と「お金」がうまくいかない原因は、能力不足だけではないのです。収入や成功に対する「思い込み」が、チャンスを逃す原因になっていることもあります。

「自分には無理だ」
「どうせ失敗する」
「今さら何を始めても遅い」
そんな言葉が、頭の中に浮かんだことはないでしょうか。

私にも、似たような経験があります。
ところが、よくよく考えてみると不思議な話です。

まだ挑戦してもいないのに、どうして失敗すると分かるのだろう。
やってみなければ分からないことまで、勝手に結論を出している。

これが、「思い込み」の怖いところだったのです。

本記事では、
「【特集】貧乏神を福の神に変える方法」の一つとして、
「仕事」と「お金」が、噛み合わなくなる「心理」を考えてみたいと思います。

「貧乏神」とは、ここでは可能性を狭める考え方のたとえであります。
反対に、
「福の神」とは、目の前の可能性を見つけて、試してみようとする考え方を指しています。

どちらも、私たちの頭の中に存在しています。

そして、
どちらの考え方を採用するかによって、その後の「選択」が大きく違ってくるのです。

思い込みが可能性を閉ざす

まだ試していない
「未来」に
「失敗」の
判決を下すな

「仕事」や「収入」を改善したいなら、最初に見直したいのは「自分にはできない」という無意識の「思い込み」にあります。

「仕事」がうまくいかない。
頑張っているのに「収入」が増えない。
「新しい仕事」に挑戦したいけれど、どうしても一歩が踏み出せない。
そんなとき、人は自分の「能力」や「環境」に原因を求めがちです。

もちろん、経験不足や景気、職場の事情など、現実的な問題もあるとは思います。
しかし、その前に一つ確かめておきたいことがあります。

「できない」と思っていることを、本当に試したことがあるのでしょうか。

例えば、転職したいのに「自分を雇ってくれる会社などない」と決めつける。
収入を増やしたいのに「新しい技術なんて覚えられない」と諦めている。

これでは、能力があるかどうかを確かめる機会さえ、すでに失っております。

「思い込み」は、過去の経験から生まれてくるものです。
「失敗した記憶」や、人から言われた「何気ない一言」が、いつの間にか自分の限界になっているのです。

考え方を変えれば、必ず成功するという話ではありません。

「できない」と決めつけず、
「できる方法があるかもしれない」と、考えてみることです。

それだけで、「調べる」「相談する」「練習する」という、新しい選択が生まれてきます。

本記事では、
仕事とお金の流れを止める「思い込みの正体」と、可能性を広げる「具体的な方法」を紹介しています。

仕事とお金が噛み合わない原因は思い込みだった

思い込みが仕事を止める

「失敗」より
怖いのは
試す前に
「諦めている」こと

「仕事」でチャンスを逃す人には、能力を試す前から「自分には無理だ」と判断してしまう「心理」が隠されていることがあります。

仕事をしていると、思いがけない話が舞い込んでくることがあります。
「今度、こんな仕事をやってみないか」
「新しい作業を覚えてみないか」

そんなとき、二つの反応がある。

一つは、
「面白そうだが、自分にできるだろうか」と考える人。
もう一つは、
「そんな仕事は自分には無理だ」と、最初から断ってしまう人だ。

両者の能力が、最初から違うとは限らない。

違うのは、
可能性を確かめようとするか、
確かめる前に諦めるか、
という判断です。

例えば、パソコンが苦手な人がいたとします。

新しい仕事で、パソコンを使うと聞いただけで、「自分には無理だ」と断ってしまった。
しかし、実際の作業は、「決まった項目に、数字を入力するだけ」だったかもしれないのです。

もちろん、難しい仕事だった可能性もあります。
それでも、仕事内容を尋ねたり、必要な技術を調べたりする余地はあったはずです。

ここに、「思い込み」の落とし穴があるのです。

知らないことを、できないことと勘違いしてしまう。

「自分には無理だ」という「思い込み」は、いったいどこから生まれるのだろう。
「過去の失敗」や人から言われた「言葉」が、知らないうちに「もう一人の自分」を作っていることがあります。
「思い込み」が生まれる仕組みと、無意識に働く「心のブレーキ」を詳しく紹介しております。


そして、一度「できない」と決めると、その「出来ない理由」ばかりを探し始めます。

年齢が高いから。
経験がないから。
時間がないから。
理由はいくらでも見つかるものです。

ところが、「どうすればできるか」と考える人は、必要な準備を探し始めます。
同じ仕事の話を聞いても、頭の中で始まる作業がまるで違うのです。

チャンスは、必ずしも成功を約束してはくれません。

しかし、試す前から断ってしまえば、成功する可能性まで一緒に捨てることになるのです。

経験が教えた思い込み

昨日の「失敗」を
明日の「限界」に
してはいけません

過去の失敗体験から生まれた「思い込み」は、仕事への自信を失わせ、新しい挑戦を避ける原因になることがあります。

私は長い間、建設関係の仕事に携わってきました。
現場では、予定どおりに進まないことなど珍しくありません。

材料が足りない。
道具が故障する。
天候が急に変わる。
一度失敗すると、次に似た仕事を頼まれたとき、嫌な記憶がよみがえることもあります。

「前に失敗したから、今度も駄目かもしれない」
そう考える気持ちは分かります。

しかし、ここで一つ疑問が生まれます。
前回失敗したことと、今回も失敗することは、同じなのだろうか。

前回は準備不足だったのかもしれない。
必要な道具が、そろっていなかったのかもしれません。

あるいは、仕事の手順を知らなかっただけかもしれない。
原因が分かれば、次は違う方法を試せます。

私が現場で感じてきたのは、
失敗そのものよりも、失敗の受け止め方がその後を左右するということでした。

失敗を「能力がない証拠」と考える人は、次の仕事を避けやすくなります。
一方、「何が足りなかったのか」と考える人は、道具を替えたり、手順を見直したりします。

「失敗したという事実は変わらない」

しかし、そこから先の道は一つではありません。
もっと身近な例もあります。

一度、人前で話して笑われた人が、「私は話すのが苦手だ」と思い込んでしまう。
その後、会議で意見を求められても黙ってしまう。

本当は良い考えを持っていても、発言しなければ周囲には伝わりません。
これでは、過去の一度の出来事に、これからの可能性まで決めさせているようなものです。

「失敗したら、失敗した部分を直せばいい」

一つの失敗は、一つの結果であって、その人の能力すべてを決める判決ではないのです。

仕事とお金が噛み合わない原因は思い込みだった

収入を狭める決めつけ

お金の限界を
頭の中で
先に決めていないか

収入を増やす方法や転職の可能性を考える前に、「給料は上がらない」と決めつけると、「改善策を探す機会」まで失いやすい。

「今の給料では、これ以上の生活は望めない」
「この年齢で転職しても、条件は良くならない」
「資格を取っても、どうせ役に立たない」
こんな考え方をしている人もいるでしょう。
もちろん、収入には現実的な制約もあります。

「会社の経営状態」や地「域の求人状況」「家庭の事情」など、
本人の努力だけでは、変えられない問題も多いのも確かです。

ただ、最初から何も変わらないと決めつけてしまうと、調べることさえしなくなります。

例えば、現在の仕事で月収を増やしたいと、考えている人がいたとします。
そこで、「どうせ給料は上がらない」と諦めてしまえば、話は終わりです。

しかし、別の見方もできます。

今の職場で資格手当はあるのか。
経験を生かせる別の職種はないか。
同じ仕事内容でも、会社によって待遇は違わないか。
家計の固定費を見直す余地はないか。

こうして調べてみると、
収入を増やす方法だけでなく、手元に残るお金を増やす方法も見えてきます。

ここで誤解してほしくないのは、
「思い込み」を変えれば、「給料が上がる」という話ではないありません。

考え方を変えただけでは、銀行口座の残高は一円も増えません。
そんなに簡単なら、誰も苦労しない。

しかし、
「無理だ」と考えていた人が、「方法を調べてみよう」と動き始めれば、選択肢は増える。

その結果、資格取得や転職、待遇の交渉など、現実的な改善策にたどり着く場合があります。
反対に、調べた結果、今は動かない方が得だと分かることもあります。

それも立派な「判断」です。
思い込みによる諦めと、情報を集めたうえでの判断は違います。

お金を増やす第一歩は、必ずしも稼ぐことではありません。
今まで見ようとしなかった「選択肢を確かめる」ことから、始まる場合もあるのです。

福の神を味方にする考え

「貧乏神」を
追い払うより
「言い分」を
確かめよう

「貧乏神思考」を「福の神思考」に変えるには、否定的な「思い込み」を、無理に消すのではなく、その判断に根拠があるかを確かめることが役立ちます。

ここで、特集のテーマである「貧乏神と福の神」に戻ってみます。

私が、不思議に思っていたことがあります。
貧乏神の反対は、なぜ「金持ち神」ではなく「福の神」なのでしょう。

私なりに考えてみました。
「金持ち」は、お金を多く持っているという結果を表している。
しかし、福という言葉には、
お金だけでなく、人との縁や健康、仕事の充実など、暮らし全体の幸せが含まれております。

お金をたくさん持っていなくても、福を感じながら暮らしている人はいるでしょう。
反対に、お金があっても、何かを失うことばかり心配している人もいるでしょう。

そこで私は、「貧乏神」と「福の神」を、
頭の中にある二つの考え方として捉えてみました。

「貧乏神」は、このようにささやきます。
「やめておけ。失敗するぞ」
「お前には無理だ」
「今のままで我慢しておけ」

一方、「福の神」は、少し違ったことを言います。
「本当に無理なのか」
「誰かに聞いてみたらどうだ」
「小さく試す方法はないのか」

面白いのは、貧乏神の言葉が、必ずしも間違いだとは限らないことです。

「危険な仕事」や「無理な投資」を避けるには、「慎重な判断」が必要になってきます。
「貧乏神」は、危険を知らせる役目も、持っていると考えられます。

問題は、その警告を何も確かめずに「信じ込んでしまう」ことにあります。

例えば、新しい仕事を頼まれたとき、「失敗するかもしれない」と思う。
そこで終われば、「貧乏神」の言い分だけで決まってしまう。

しかし、「何が難しいのか」「準備すればできるのか」と問い直せば、
「福の神」にも出番が生まれてきます。

「貧乏神」を敵にする必要はありません。
心配している理由を聞き、そのうえで「福の神」に相談すればいい。

「慎重さ」と「挑戦する気持ち」
この二つをうまく使い分けることで、
無謀な挑戦を避けながら、可能性まで捨てずに済むのです。

「自分にはできない」と思っていたことも、「小さな経験」を重ねれば、
いつしか「当たり前」にできるようになることがあります。
最初から高い目標を掲げる必要はありません。
「毎日の習慣」を少しずつ変えながら、仕事の「自信」と「行動の幅」を広げていく方法を紹介しています。

仕事とお金が噛み合わない原因は思い込みだった

可能性を広げる小さな一歩

できるかどうかは
「確かめて」から
決めればいい

「仕事」や「収入」への思い込みを見直すには、「決めつけを疑い」「情報を集め」「小さく試して」から、判断する習慣を身につけることです。

では、どうすれば「自分には無理だ」という思い込みから抜け出せるのでしょうか。
私は、無理に「前向きな言葉」を唱える必要はないと思っています。

「私は何でもできる」

そう言い聞かせても、
心の中で「そんなわけがない」と思っていたら、かえって苦しくなってきます。

それより、次の三つを試してみる方が現実的です。

①「できない」の根拠を確かめる。
新しい仕事を頼まれたとき、「自分には無理だ」と感じたら、すぐに断らずに「ちょっと考えてみる」。
なぜ無理なのか。
経験がないからか。
必要な技術を知らないからか。
それとも、以前の失敗を思い出しただけなのか。
理由を分けてみると、対策が見つかることもあります。

②「できる方法」を一つ探す。
何もかも一人で解決しようとすると、難しく感じてきます。
そこで、経験者に聞く。
仕事の手順を調べる。
必要な道具や資格を確認する。
それでも無理なら、別の方法を探せばいい。
最初から全部できる必要はありません。

③「小さく試して」判断する。
いきなり転職する必要はありません。
「求人情報」を調べるだけでもいい。
「資格の勉強」なら、まず一日15分試してみる。
「新しい仕事」なら、可能であれば簡単な作業から経験させてもらう。
その結果、難しいと分かれば、別の選択をすればいい。
試したからこそ、判断できる材料が増えてくる。

ここで一つ、覚えておきたいことがあります。

「できないこと」と「まだできていないこと」は、同じではありません。
前者は現時点での判断だが、後者には学ぶ余地が残っています。

もちろん、努力してもできないことはあります。

時間や体力、家庭の事情によって、挑戦しない方がよい場合もあるでしょう。
それでも、根拠のない決めつけだけで諦めるのは、少々もったいない気がします。

「思い込み」を変えるとは、何でもできると信じることではありません。
できるかどうかを、「自分で確かめる余地」を残しておくことにあるのです。

「やってみよう」と決心しても、「最初の一歩」がなかなか踏み出せない。
そんなときに役立つのが、始める前の「準備」と「初動」の考え方だ。相撲の立ち合いを例に、
仕事を始める「タイミング」や「段取り」を見直し、迷わず動き出すためのヒントを紹介しています。

仕事とお金が噛み合わない原因は思い込みだった

【まとめ】

まだ開けていない
「扉」を
自分で閉めないで

「仕事」と「お金」が噛み合わないときには、能力や環境だけでなく、可能性を狭めている「思い込み」が、ないかを確かめてみたい。

「自分の未来を決めつけない」
私たちは、知らず知らずのうちに、自分の限界を決めてしまうことがあります。
「もう年だから」
「経験がないから」
「どうせ失敗するから」
そんな言葉を繰り返していると、いつしか挑戦しないことが「当たり前」になってきます。

そして、何も変わらない毎日を見て、「やっぱり自分には運がない」と考えてしまう。
これでは、「貧乏神の思うつぼ」ではありませんか。

ただし、何でも挑戦すればよいわけではありません。
危険なこと、
無理な借金、
生活を壊すような選択には、慎重さが必要です。

それでも、まだ試していないことまで、諦める必要はありません。

貧乏神が「それは無理だ」と言ってきたら、福の神に「本当にそうか」と尋ねてみるのもいい。
その一言が、「これまで見えていなかった道」を、探すきっかけになるはずです。

仕事の「成果」や「収入」は、考え方だけで決まるものではありません。

しかし、
「思い込み」によって選択肢を減らしていたのなら、その見直しには十分な意味があります。
最後に、この記事で最も伝えたい言葉を、残しておきたいと思います。

「できないと決めた瞬間、できるかもしれない道まで閉じてしまう。」

「福の神」は、何もしない人のところへ、
「お金を運んでくれる」存在ではありません。

私たちが見落としていた可能性に目を向け、次の一歩を考える。
その姿を「福の神」と呼んでもいいのではないでしょうか。

ここまで読み進めて振り返ったときに、
「そうか、私はできなかったのではなく、できるかどうか試していなかったのかもしれない」
と感じていただければ、何かが変わっていくはずです。

【続きの記事】

【特集】貧乏神を福の神に変える方法|お金に好かれる習慣

関連記事一覧