「当たり前」を当たり前にする事を「当たり前」にする

「当たり前」な事を習慣にするという意味なのですが、とりあえず「当たり前」とはどういう意味なのかを調べてみますと、分かり切って言うまでもないこととあります、つまり普通のことです。交通ルールを守る・学校へ行く・マナーを守る・子供を守る・教育を受けるが、その「当たり前」に当たります。

「当たり前」の反対語は「当たり前ではない事」ではなく「有り難きもの」とありました。ちょっと意外な感じでしたが「有り難きもの」とは「有ることが難しい」と書き、「当たり前」ではないので感謝の気持ちが必要なのです。この「有ることが難しい」事に対して、多くの人達がごく当たり前のように振舞っているのです。たとえば女房が食事を作ってくれる・会社の社長が仕事を回してくれる・友人が悩みを聞いてくれるなどは「当たり前」ではなく有ることが難しい「有り難きもの」なのです。

「当たり前」と「有り難きもの」を理解するために、分かりやすいたとえ話をします。冬は寒いのは「当たり前」です。その寒さを防御するために、オーバーを着たりストーブで暖をとったりできるのは「当たり前」ではなく「有り難きもの」なのです。

ちなみに、冬の寒さをもろともせずに平気で過ごしている人もいれば、「冬は寒いから嫌いだ」と不満を言っている人もいます。「冬は寒いのは当たり前だと思って受け入れるのか」「冬は寒いから嫌だと思って敬遠するのか」どちらをとるかによって、その後の展開がまったく違ってくるのです。

つまり言いたいことは

「当たり前」の事は
当たり前にこなして

「有り難き事」に対しては
ありがとうの感謝です

「当たり前」の事を当たり前にこなすという考え方は、ビジネス・自己成長・教育・スポーツ・ライフスタイルなど、幅広い分野などに応用することができるようです。私達が無意識にしているこの「当たり前」だと思っていることなのですが、多くの場合は反対語の「有り難きもの」も、当たり前のように振る舞っている場合が多くあるのです。

「当たり前」だと思っていることを、反対語の「有り難きもの」なのかなと見方を変えてみるだけで、目の前が明るくなり見るべき目標が明確になってくるのです。っという訳でこのページでは一般的なライフスタイル・身の回りにある「当たり前」・「有り難きもの」について書き込んでいきたいと思います。

私達の周りを見渡してみても文字通り有ることが難しいものがたくさん起こっています。その有ることが難しい事に対して、ごく当たり前のように振る舞っている感があるのです。私達は朝起きて水道栓を開けば、当たり前のように水が出てきます。歯を磨いて顔を洗って食事を済ませます。ここで当たり前のレベルを上げるためにちょっと当たり前の裏側にある「有り難きもの」に目を向けてみます。すると水が出るのは当たり前ではなく「有り難きもの」であることが分かります。つまり水が出てくる・毎日歯をみがける・顔を洗うこともできる、そして美味しく食事をすることもできるということは「当たり前」ではなく「有り難きもの」なのです。

さらには広い世界に目を向けてみますと、学校に行くことができない子供達や、病気や事故などで体が自由に動かない人達もたくさんいます。私達がいつでもどこでも好きな場所に、自由に行くことができるということは「当たり前」ではなく「有り難きもの」なのです。そして身の回りの人・物・事柄についても「当たり前」ではなく「有り難きもの」なのです。考えてみれば生きて息をしているだけでも「有り難きもの」なのです。

「当たり前」を当たり前にする事を「当たり前」にするというタイトルなのですが、私たちは日々の生活の中で当たり前の基準を意識したことはないのではないでしょうか。何でも自由にできる事はもちろん、身の回りに起ることや存在している物に対して、あって当たり前だという考え方がちなのです。しかし有り難きものと意識しながら過ごしていくようにすれば、今までとはまったく違った方向に向かって行くのです。

挨拶をきちんとする・時間を守る・約束を守るといった行動を「当たり前」にして行く。周りの人達が親切にしてくれる・歩く事ができる・声が出る・目が見えるなどは、「当たり前」ではなくて「有り難きもの」だと意識して、感謝しながら過ごしいくという気持ちを持つべきなのです。

それを徹底できている人とそうでない人とでは、周囲からの信頼や評価に大きな差が生じてくるのは当然です。今日も明日も誰かと出会い・どこかに行ってお話をする・食事もするし仕事もできる・良い事があったり苦しい事があったりと、お互いに話をすることもできる・美味しいものだって食べられるし好きなこともできる。こんな経験ができるのも考えてみると奇跡の近いことなのかもしれません。

そうか今日も
奇跡の連続なのだ

今までの「当たり前」だと思っていたことを「有り難きもの」だと考えているほど人生の質が向上し、より良い結果を手にすることができます。これは「成功の反対語は失敗ではなく何もしない事」と同じような意味なので、反対語には思いもよらないような学びのがあるものです。

「当たり前」の事を当たり前にこなすことは、自分自身の成長につながります。そのためにはまず当たり前の大切さを理解することが重要です。多くの人は身近にある当たり前のことの価値に気づいていません。たとえば時間を守ること・約束を果たすこと・感謝の気持ちを伝えることなど、どれも小さなことに見えますがこれらが徹底できている人はごく少数です。これを理解していないで、成功している人や信頼されている人は、どんなにスキルがあったとしても評価されにくくなるのは当然だと言えるのです。

また自分にとって苦に感じることを「当たり前」だと思えば負担も軽くなってきます。たとえば毎日の学習や仕事の努力を大変なことではなく、当然やるべきことつまり当たり前だと意識して行くように、考え直すだけでも気持ちがググっと楽になってきます。スポーツ選手が厳しいトレーニングを当たり前のようにしているように、習慣化にしていけるようにして行けば、より高いレベルに到達するのと同じなのです。

今日から、当たり前を大切にすることをちょっと意識してみてはいかがでしょうか。気負わなくても良いのです、考え方を少し変えたみるだけの「ちょっとやってみるか」で良いのです。ギャンブル依存症や成功についてもすべては、このちょっとから始まっているのはご承知なはずです。そのちょっとしたキッカケから小さな行動の積み重ねによって習慣化していくように、いつのまにか自然に自分の未来を大きく成長させていくわけです。いつでも自分が理想とする当たり前のレベルを、少しずつ高めていくことがより良い人生につながるのです。

当たり前のレベルを上げていくと、日々の習慣や行動をより高い水準に引き上がっていきます。日常の習慣や意識を向上させて、生活の質を向上させることを意味しています。私たちは毎日無意識に当たり前だと思っていることに、疑問を持たずに過ごして過ごしています。しかしその当たり前の基準を、意識的に少しずつ高めることで仕事の効率が上がり・人間関係が円滑になり・健康状態も改善され・仕事や人間関係・健康などに多方面に良い影響をもたらしてくれるのです。

挨拶をより丁寧にすることで相手に好かれるので良い印象を与え、人間関係が良好になります。締め切りを守る習慣が身につけば、信頼を得られて仕事の成果も向上します。また食事の栄養バランスを意識することで、体調が安定してフットワークも軽くなるのです。このようにちょっと考え方を変えてみるだけで、当たり前だと思っていたことが価値のあるものへと変わっていくのです。

「当たり前」を
当たり前にする事を
「当たり前」にする

人生は凡事徹底から