人間関係・ストレス

人間関係のストレスは相手ではなく、受け取り方から生まれる。距離感・考え方・心の整え方を学び、疲れにくい人付き合いを築くためのカテゴリー。

夫婦喧嘩を長引かせない方法|冷戦から仲直りした「沈黙とジョーク」の実体験

夫婦喧嘩を長引かせない方法|冷戦から仲直りした「沈黙とジョーク」の実体験

夫婦喧嘩は
「勝つ」より「笑って」
終われた方がいい

夫婦喧嘩の冷戦や仲直り、関係修復に悩むなら、正論で勝つより「沈黙」と「ジョーク」で長引かせない工夫もあります。

夫婦喧嘩というのは、
あとから振り返れば笑えることでも、その真っ最中はなかなか笑えません。
「なぜ、こんなことで腹が立つのか」
「どうして、素直に一言が言えないのか」

そんな小さな意地が重なると、同じ家にいながら心だけが遠くなっていきます。

我が家にも、そんな時がありました。
一週間ほど続いた冷戦。
言い返したくなる気持ち。
そして翌朝、何気なく置かれていた「左右の違う箸」。

大げさな話ではありません。
どこの家庭にもありそうな、小さな夫婦喧嘩です。

けれども私は、その何でもない出来事の中で、ひとつ気づいたことがありました。
夫婦喧嘩は、どちらが正しいかより、どこで力を抜けるかで終わり方が変わる。

ここからは、私が実際に経験した夫婦喧嘩の記録です。

格好のいい話でも、模範的な話でもありません。
少し意地を張り
少し言い返し
最後は箸一本に救われた、我が家の出来事です。

「うちも似たようなものだな」と、少し笑いながら読んでもらえればと思います。

夫婦喧嘩は、勝った方が得をするとは限りません。
むしろ、勝とうとした方が長引くことがあります。

これは専門家の話ではありません。

夫婦喧嘩の仲直りや、冷戦状態を長引かせない方法に悩んでいる人へ。
我が家で実際に起きた、少々くだらなくて、あとから考えると笑ってしまう夫婦喧嘩の話です。

一週間ほど口を聞かない

「意地」
を張るほど

「心の距離」
は遠くなる

夫婦喧嘩の冷戦が長引く原因は、問題そのものより「先に折れたくない」という「小さな意地」にあることがあります。

最近どういうわけか、女房があまり口を聞かない。

こちらとしても、
「そうか、それならこちらも喋らんぞ」
となります。

大人二人が同じ家に住みながら、妙な意地の張り合いです。

朝になれば顔を合わせる。
夜になればまた顔を合わせる。

しかし、必要なこと以外は喋らない。

そんな状態が、かれこれ一週間ほど続きました。

冷静に考えれば、
「何をやっているんだ」
という話です。

ところが夫婦喧嘩の最中というのは、不思議なもので、お互いに引くに引けません。

こちらが先に普通に喋れば負けたような気がする。
たぶん向こうも同じだったのでしょう。

夫婦喧嘩が長引く原因は、問題そのものより、この小さな意地なのかもしれません。

「夫婦喧嘩」をしている最中は、「向こうが悪い」としか見えないものです。
ところが少し時間を置くと、こちらも言い返し、向こうもまた言い返していた。

結局は、「どっちもどっちだった」ということになります。
なぜ夫婦喧嘩は、ちょっとした一言から長引いてしまうのか。

相手を変えようとするほど「関係がこじれる理由」と、勝ち負けではなく「関係を守る考え方」については、
こちらの記事で詳しく紹介しいています。

ついに反撃が始まった

言い返した瞬間
「喧嘩」
はもう一周する

夫婦喧嘩でお互いが「感情的」に言い返すほど、「ストレス」は強くなり、「仲直り」までの時間も長くなってしまいます。

そんなある夜のこと。
女房が突然、
「最近、嫌がらせが多い。昔からそうだった」
と言い始めました。

出ました。

一週間ため込んでいたものが、まとめて出てきたのであります。

グチ、グチ、グチ。

こちらも、
「ついに来たか」
と身構えます。

そして私も黙っていればいいものを、
「冗談じゃない。そっちから始めたんじゃないか」
と反撃開始。

すると、
「もう我慢の限界」
と、さらに強烈な一発が返ってくる。

こうなると、「夫婦喧嘩」というよりも「卓球」です。

こちらが打てば向こうが返す。
向こうが強く打てば、こちらも負けずに打ち返す。

これを続けている限り、試合は終わりません。

夫婦喧嘩を長引かせない方法|冷戦から仲直りした「沈黙とジョーク」の実体験

正論を言えば勝てるのか

「正しさ」
で勝っても
心までは勝てない

夫婦関係では、正論を押し通すほど相手の「反発を招き」、夫婦喧を「長引かせる原因」になることがあります。

そこで私は、少し偉そうに言いました。
「嫌がらせっていうけどな、鏡の法則というのがあって、
自分がやったことがハネ返ってきてるだけじゃないのか」

さらに調子に乗って、いくつか例まで挙げました。
すると、ほんの少し怯んだように見えた。

私は心の中で、
「よし今だ」
と思ったのであります。

ところが甘かった。

ひと呼吸置いてから、
「自分では気がついてないだけで、結構ひどいんだぞ」
と返ってきました。

まだ終わっていません。

このあたりで、なんとなく私も気づきます。
正しいことを言えば、夫婦喧嘩が終わるわけではない。

むしろ正論というのは、相手が怒っている時には燃料になることがあります。

こちらが一つ正論を出す。
向こうは二つ反論を出す。

またこちらが説明する。
そのうち、最初に何で喧嘩していたのか分からなくなってきます。

あんましグチなどに付き合っていると良くないので、
じんまりと言っていたらそのうち静かになってきた。

静かにはなったのは良いけど、
どーも納得した様子はないようだ。こんなときは何も言わないのに限る。

そこで私は、
「これはもう喋らん方がいいな」
と判断したのであります。

黙るのも一つの方法

言わない一言が
「喧嘩」を
救うこともある

夫婦喧嘩を長引かせないためには、「感情」が高ぶった時に言い返さず、いったん「冷却時間」を置くことも必要です。

相手がまだ納得していない時に、こちらがさらに説明を続けても、あまり良いことはありません。
言葉を足せば足すほど、
「あの時もそうだった」
「前にも同じことがあった」
と、話が昭和の時代までさかのぼっていくことがあります。

こうなったら、ちと危険です。

私の場合、そんな時はしばらく何も言いません。
つまり「沈黙」です。

無視するという意味ではありません。
余計な一言を追加しない。

これです。
夫婦喧嘩を長引かせないためには、
「何を言うか」より「何を言わないか」が役に立つこともあります。

その日は、それ以上しゃべらず終了しました。

ただ、いつまでも黙っていればよいわけでもありません。
熱くなっている時は、いったん言葉を止める。
少し落ち着いたら、今度は普通の会話へ戻していく。

この「戻り方」が、案外むずかしいのです。
夫婦喧嘩は、したことより、そのあとどう戻るかで関係が変わります。

冷却期間の取り方や、言い過ぎた後の一言など、「仲直りまでの順番」については、
こちらの記事で詳しく紹介しています。

夫婦喧嘩を長引かせない方法|冷戦から仲直りした「沈黙とジョーク」の実体験

翌朝、箸が一本違っていた

喧嘩の翌朝
一本の箸が
空気を変えた

夫婦喧嘩の翌日は、何気ない態度さえ嫌がらせに見えるものですが、受け取り方次第で仲直りのきっかけにもなります。

話は変わって翌朝のことです。
朝ご飯の時間です。

昨日の喧嘩に、まだ納得していないのでしょうか。
少しふくれっ面が、食事をしております。

しかし、朝ご飯がちゃんと作ってある。
ここが大事です。

何だかんだ言いながらも、食事は出てくる。
とりあえず「ほっ」。

私はイスに座り、
「ありがたいことだ」
と思いながらも、ふと、テーブルを見ると、
「何かがおかしい」

箸です。

二本ある箸の、左右が違うのであります。
「・・・」
「うーーむ」私はしばらく眺めていいました。

偶然なのか。
わざとなのか。
昨日の仕返しなのか。
判断がつきません。

普通なら、
「箸が違うぞ」
と言えば済む話です。

しかし、ここで言い方を間違えると、昨日の第二ラウンドが始まる可能性があります。

なるほど、このような時には何も言わない方が良いと思いながらも、
平静を装いながら、その違っている一本の箸をゆっくり持ち上げました。

そして隣にいる静かなる女房の前へ、そーっと置きました。

「・・・」

「沈黙」のまま
ひと呼吸おいてから、新しい箸を一本持ってきて、おもむろに食事であります。
当然ですが、女房の目の前には、私が置いた一本の箸が置いてあります。

「・・・」

しばらくは沈黙が続くのでありますが、
私は心の中で思ったのです。

さて、この一連の行動を「嫌がらせ」と取るのか。
それとも「ジョーク」と見るのか。

受け取り方で空気は変わる

同じ出来事でも
見方ひとつで
笑い話になる

夫婦関係の「ストレス」は、相手の言動そのものだけでなく、それを「自分がどう受け止めるか」によって大きく変わります。

夫婦で暮らしていると、こういう小さな出来事はたくさんあります。
箸一本。
返事の仕方。
テレビのチャンネル。
洗濯物の置き場所。

本人には何でもないことでも、喧嘩中なら全部「嫌がらせ」に見えてくる。

しかし反対に、
「まあ、これもネタだな」
と思えば、少し笑える話にもなります。

私は夫婦喧嘩の時、全部を真剣に受け止めないようにしています。
もちろん、本当に話し合うべき問題は話さなければいけません。

しかし、すべてを重大事件にしてしまえば、毎日が裁判になります。

家の中で毎日のように、
原告・妻。
被告・夫。
そんな暮らしでは疲れてしまいます。

夫婦喧嘩を長引かせない方法|冷戦から仲直りした「沈黙とジョーク」の実体験

男女の違いを受け入れる

分かり合えなくても
一緒には暮らせる

夫婦関係を長く続けるには、相手を完全に理解しようとせず「まあ、それもありか」と、許せる余白も必要です。

長く夫婦をやっていると、
「男とは、まあ、あんなもの」
「女とは、まあ、そんなもの」
と思えるようになってきます。

全部理解しようとすると無理があります。

相手を自分の思い通りに変えようとしても、これもなかなか難しい。
それなら、
「まあ、それもありか」
くらいで済ませる余白があった方が楽です。

私の場合は、
「沈黙」
「笑顔」
「そして少しのジョーク」

この三つで、夫婦喧嘩の熱が下がっていくことが何度もありました。

勝つより終わらせる

夫婦喧嘩は
勝つより
終わらせた方が得

夫婦喧嘩の仲直りでは、どちらが正しいかを決めるより、関係修復を優先して「普通の日常へ戻る方」が得策です。

夫婦喧嘩になると、どうしても相手に分からせたくなります。
「自分は間違っていない」
「そちらが悪い」
「ちゃんと説明しておきたい」

しかし、長い夫婦生活で考えると、正論で一回勝つことにそれほど意味はありません。

勝っても、翌朝また同じ食卓に座ります。
勝っても、同じ家で暮らします。
勝っても、洗濯物も風呂も食事もあります。

だったら、
勝つことより、早く普通に戻る方が得ではないか。

私はそう思っています。
「箸一本」なら笑い話で済みます。

ところが、毎回の夫婦喧嘩で相手の欠点ばかり探し、
昔の話まで持ち出し、どちらも引かなくなれば話は別です。

「小さな不満」でも、積み重なれば
「もう一緒にいるのは無理かもしれない」と、考えるところまで行くことがあります。

私が思うのは、
そこまで行く前に「見る方向」を変えた方がいいということです。

相手の欠点を見るのか。
それとも、これから二人でどう暮らしたいかを見るのか。

離婚に近づく「夫婦が陥りやすい考え方」と、相手ではなく「将来へ目を向ける方法」については、
こちらの記事で詳しく紹介しています。

夫婦喧嘩を長引かせない方法|冷戦から仲直りした「沈黙とジョーク」の実体験

夫婦喧嘩は自分の反応を見る機会

「相手」を
見るのをやめると
「自分」が
見えてくる

夫婦喧嘩を繰り返す時は、相手の欠点だけでなく、「自分がなぜ強く反応したのか」を見ることで、関係改善のヒントが見つかります。

相手の言い方や態度ばかり見ていると、
「あれが悪い」
「これも気に入らない」
と、いくらでも出てきます。

しかし少し時間が経ってから、
「自分は、なぜあそこまで腹が立ったんだろう」
と考えてみると、別のものが見えてきます。

相手を変えるのは難しい。
しかし、自分が「どう受け取るか」なら、変えられることがあります。

箸が一本違っていた。

それを、
「また嫌がらせだ」
と取れば喧嘩は続きます。

「おいおい、今度は箸か」
と笑えれば、そこで流れが変わる。

私が言いたいのは、そんな単純な話です。

【まとめ】

長い夫婦生活を
守るのは
勝敗よりも
笑える余裕

夫婦喧嘩を長引かせない方法は、正論で相手を負かすことではなく、「沈黙」「笑顔」「少しのジョーク」で、熱を下げることです。

夫婦喧嘩は終わらせ方が大事
夫婦喧嘩をしない家庭など、そう多くはないと思います。

意見が違う。
腹が立つ。
口を聞きたくない。
そんな時もあります。

ただ、意地を張り続けるのか。
どこかで力を抜くのか。

その違いは、長い年月ではかなり大きくなります。

私の場合は、
言い返したくなったら「少し黙る」
空気が重くなったら「少し笑う」
そして、できれば一つ「ジョーク」に変える

夫婦喧嘩で正論を通すことより、
また普通にご飯を食べられることの方が、私には大事です。

人生を思い通りに変えたいと思った時、
相手を変えることばかり考えても、なかなか前には進みません。

変えやすいのは、自分の「受け取り方」です。

夫婦喧嘩も同じでした。
「嫌がらせと見るか」
「ジョークと見るか」

たったそれだけで、目の前の景色が少し変わることがあります。

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