失敗の受け止め方

失敗は終わりではなく始まり。挫折から学び、成長につなげるための思考法と行動のヒントをお届けします。

自分を騙していたのは自分だった!思い込みに気づいた実体験

自分を騙していたのは自分だった!思い込みに気づいた実体験

「騙す」
という言葉に
違和感を覚えていた

「正しいはずの言葉が、なぜか心に引っかかっていた。」その小さな違和感が、人生を整え始める合図でした。

「人を騙してはいけない」
「騙すなんてもってのほか」

正直に生きるための、もっともらしい言葉です。
しかし私は、この言葉にずっと違和感を覚えていました。

なぜなら、
「騙す」という行為は、すべてが悪ではない
そう感じていたからです。

当時の私は、
「分かっているのに動けない自分」
「変わりたいのに変われない自分」
を、理由をつけて納得させながら生きていました。

今思えば、
それは誰かに騙されていたのではなく、
自分が自分をうまく騙していた状態だったのだと思います。

自分を縛っていた思い込みの正体

疑わなかった“当たり前”が
行動を止めていた

信じていた価値観ほど、人は無意識に縛られていきます。

一般的に「騙す」「騙される」と聞くと、
詐欺師、悪徳業者、ペテン師――
そんなネガティブなイメージが浮かびます。

〇騙されるのはイヤだ

〇私は絶対に騙されない

〇騙す人は悪い人だ

私自身も、
そんな考えを“正しいもの”として信じていました。

しかし、あるとき気づいたのです。
それ自体が、強烈な思い込みではないかと。

人は一度思い込んでしまうと、
周りが見えなくなり、
その思い込み通りに無意識で行動してしまう。

私はまさに、
「行動できない自分」という思い込みに
忠実に生きていました。

恐るべき思い込み!思い込みを利用する

「騙されるのも悪くない」理由

もし、騙された先が
“良い未来”だったら?

発想を少し変えただけで見える世界が変わり始めました

私が本当に違和感を覚えていたのは、
「騙される=悪いこと」
と一括りにしてしまう考え方でした。

もしも――
良い方向に騙されるのであれば、
騙された方が得策ではないか。

そう思ったのです。

一度思い込めば、
人はその方向へ進んでいく習慣を持っています。
ならば、
良い方向へ進むように思い込ませてしまえばいい。

この考え方は、
当時の私にとって、
生き方そのものを揺さぶる発想でした。

「思い込み」を利用する発想

思い込みは
敵ではなく
使い方の問題だった

人生を動かす力は、いつも自分の内側にありました。

私は次第に、「騙すことは悪」という思い込みを手放していきました。 そして、 思い込みは利用するもの だと考えるようになったのです。 実はそのきっかけとなったのが、 昔テレビで見たドキュメンタリーでした。

片腕の神経が麻痺し、まったく動かなくなった人物が、自分なりに考えた方法で回復を目指した実体験があり前回の記事で詳しく紹介しております。その方法は鏡を使い、動いている右手を「左手だ」と脳に思い込ませるという非常にシンプルなものでした。

実際には右手しか動いていなくても、目には左手が動いているように映ります。この状態を毎日繰り返すことで、脳が「左手は動いている」と勘違いし、徐々に神経がつながり、最終的にはほぼ元通りに回復したといいます。

この話は、思い込みが単なる気休めではなく、無意識や身体の使い方にまで影響を与える可能性があることを示しています。

もし、できないと思い込んでいることが、実は脳の勘違いだとしたらどうでしょうか。
私たちは無意識の前提によって、自分の可能性に制限をかけているのかもしれません。
あなたが「無理だ」と思い込んでいるそのことは、本当に事実でしょうか。

「思い込み」の実体験奮闘記

この話は、
片方の腕の神経が麻痺し、まったく動かなくなった人物が、
自分独自の工夫によって腕を元の状態まで回復させたという実体験の奮闘記です。

人物の名前は思い出せないのですが、
確か政治家としても知られていた、かなり有名な方だったと記憶しています。

彼は医師からも厳しい状況を告げられながら、
「脳の思い込み」に着目した、ある方法を試し続けました。

鏡を使った、非常にシンプルな方法

やり方は、驚くほど単純です。

イスに座り、机の上に両腕を置きます。
そして両腕の中央に鏡を立て、
動いている右手が鏡に映る角度に調整します。

鏡の裏側には、
神経が麻痺して動かなくなった左手を置きます。

すると――
実際には右手が動いているだけなのに、
**自分の目には「左手が動いているように見える」**状態になります。

つまり
脳を「勘違い」させるのです。

ここで重要なのは、次の一点です。

この鏡に映っている右手を
「左手だ」と脳に思い込ませる

右手をゆっくり開いたり閉じたりしながら、
同時に、動かない左手も自分で動かす努力をしながらも、誰かに軽く動かしてもらいます。

すると、
鏡に映る「左手(に見える手)」が、
確かに動いているように感じられるのです。

これを毎日、しつこいほど繰り返しました。

この訓練を続けていくうちに、
脳は次第に勘違いを始めます。

すると不思議なことに、
徐々に神経がつながり始め、
最終的にはほぼ完全に左手が動くようになったといいます。

「左手は、動いている」

思い込みが、神経をつなぎ直した。

実際に、
回復後に壇上へ軽やかに上がる映像も紹介されていました。

この話を見たとき、
私は強く感動しながらも、
正直どこか疑いの目を持っていました。

それでも興味を抑えきれず、
私自身も実際に鏡を使って、同じ方法を試してみました。

すると――
本当に、左手が動いているように見えるのです。

そして強烈に感じたのです。

これはもう、
脳が完全に騙されてしまう感覚でした。

〇この話が教えてくれること
この奮闘記が教えてくれるのは、
「思い込みは気休めではない」という事実です。

人は一度、
「できている」と思い込むと、
無意識の行動や神経の使い方まで変えてしまいます。

つまり、
思い込みは、現実を動かす力を持っている
ということなのです。

※ 注意書き(医療的配慮)
本記事で紹介している内容は個人の体験や考え方に基づくものであり、治療や回復を保証するものではありません。身体の不調や神経症状については、必ず医師など専門家の判断を優先してください。

恐るべき思い込み!思い込みを利用して自分を騙す

鏡の中の手が教えてくれたこと

脳は、見たものを
“真実”だと信じてしまう

だからこそ、思い込みは現実を書き換える力を持っています。

鏡を使い、
動いている右手を
「左手だ」と脳に思い込ませる。

この鏡に映っている
右手を左手だと
思い込む。

たったこれだけのシンプルな方法です。

最初は疑いながら見ていました。
しかし、
毎日毎日しつこいほど続けることで、
脳が完全に勘違いを始める。

「左手は動いている」

そう騙された脳は、
実際に神経をつなぎ直し、
左手を動かすようになってきたという。

実際に自分でも試してみたのですが・・・

すると――
本当に、動いているように感じたという実感

これは
完全に騙されてしまいます。

自分を騙すことを選んだ結果

疑うより
うまく信じた方が
人生は軽くなる

自分を責める代わりに、前へ進む選択をしました。

そこから私は、
「うまく騙されたい」
そう思うようになりました。

自分を責めるよりも、
自分を良い方向に騙した方が、
人生は軽く進む。

不思議なことに、
その考え方を持つようになってから、
詐欺の電話や悪徳業者の訪問にも、
自然と距離を取れるようになりました。

一応話は聞く。
しかし無意識に拒否し、
スルリとかわしている。

「申し訳ありません、お役に立てなくて」です。

これはもう、
「騙し」に対する免疫ができていた
ということなのだと思います。

自分を騙していたのは自分だった!思い込みに気づいた実体験

騙されていたのは「過去の自分」

騙されていたのは
過去の自分の思い込みだった

前提に気づいた瞬間から、人生は静かに整い始めます。

今ならはっきり言えます。

私は、
騙されることを恐れていたのではなく、
自分を変えることを恐れていただけでした。

思い込みは、
敵にもなるし、
最高の味方にもなります。

大切なのは、
無意識のまま使うのではなく、
意図的に選ぶこと。

自分を騙していた前提に気づいたとき、
人生は静かに、
しかし確実に整い始めました。

当時は感覚的に「これは大事なことだ」と思っていましたが、
今振り返ると、あの変化にははっきりとした理由がありました。

思い込みが無意識の行動や人生の流れをどう変えていくのか。
次の記事ではセルフマネジメントの視点から理論的に整理した内容になっております

【続きの記事】

【特集記事】恐るべき思い込み!心理学が暴く人生が変わらない本当の理由

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