サラ金地獄からの脱出!信念を押し通すことに快感

サラ金地獄からの脱出!信念を押し通すことに快感

サラ金地獄に陥り、ついに支払い不能事態。大ピンチに見舞われ、何とかする目標に頭を切り替えてから長い闘いが始まりました。とりあえずサラ金以外の銀行・国金無担保融資400万円に対しては、毎月の支払額の13万円を2万円まで大幅減。さらに住宅ローンも大幅減。

いきおい何とかなりそうだと感じ調子にのった私は、いよいよサラ金処理行動です。数あるサラ金の処理方法から裁判所の効力を持ちながら任意で解決していく特定調停で進めることに決めたのです。

迷わず特定調停を選ぶ

「合法的に最小限必要な金額を、自分の払える範囲内で支払っていく」ということを、まずは自分の中に決めました。最小限必要な金額を自分の払える方法で支払っていくには、金額を下げて支払い期間を延ばすしかないです。他の方法は借金を踏み倒すという意識が自分の中にあり「お借りしたものは返す」という考え方なので私は特定調停を選びました。

これは借金残高から、グレーゾーン金利である過払い金を差し引いた金額を、無利息で毎月少しずつ支払っていくというものです(原則36回)。これは、裁判所の効力を持ちながら任意で解決していく、というもので裁判とは違います。相談員は現職ではなくてOBの方で、ちょっとしたボランティアです。しかし相談は裁判所の一室で行いますので裁判所の効力はもっています。

解決すると支払いは楽になりますが、決めたことを実行しないと今までのようなダラダラ催促とは違って、裁判所からの「即強制」とやらが待っていますので、絶対に待ったなしです。そんなデメリットもありますものですから支払える範囲を徹底しました。

サラ金地獄からの脱出!信念を押し通すことに快感

特定調停のながれ

さて特定調停なのですが、まずは簡易裁判所に出向き特定調停の申し込みをします。何でも自分でやる必要がありますが、費用が非常に安くて書類に貼る印紙代の数千円ぐらいです。しかも自分に解決していくという免疫ができ上ってくるので、私はいちばん良い解決方法だと思います。そして申し込むと丁寧で分かりやすい説明があり、6社分の受験番号(業者の番号)が決まります。

以外と以外で
超簡単でした
誰でもできます

ここから特定調停の準備を進めて行動していくわけですが、もう後戻りはできないので、迷いなども吹っ飛んでいます。しばらくすると簡易裁判所から呼び出し状が届きます。同時にサラ金業者にも特定調停が始まることの連絡が伝わります。その時点から一切の催促が止まります。業者と話合うこともありません・違反になるからです。すべて調停委員を通して話し合いをしながら判断していきます。

サラ金業者6社を訪問

私ですがサラ金業者に連絡が行く前に、この受験番号をもって6社にご訪問しました。別に行く必要などありませんが、何か行動したくて無意識に行ったように思います。始めは、ちょっと緊張して「支払い不能になったので、特定調停を申し込みました」「よろしくお願いします」と準備した受験番号を知らせます。

イヤな顔をして気まずい雰囲気になるのかと思いきや、意外や意外「そうですか分かりました」「知らせてくれて有難うございました」です。6社訪問しても同じような感じで、むしろホっといるような感じです。気まずい思いなどはまったくありません。慣れてきたのかサラ金業者とはこんなものなんだと思いました。

なかでもホンネがチラリ
特定調停をしてくれた方が
こちらとしても助かります

サラ金業者の社員としても催促する必要がなくなるので、仕事が一つ減って楽になるのです。ダラダラと逃げていたのでは、こちらもイヤだけど業者としてもイヤなのです。とりあえずここまで無意識に行動してきたのですが、実際にやってみると意外と簡単なのに驚きました

しかも自分の思い通りにものごとが進んでいくので、少しづつ勢いがついていくことになります。もう迷いなどないですっというよりも、辛いなどというのはすっかり忘れてしまって、行動することに快感を覚えるようになってきました。

サラ金地獄からの脱出!信念を押し通すことに快感

調停委員との会話

裁判所の呼び出しには、その都度行かなければならないです。調停委員から「無料の相談所があるので一度行ってみて下さい」と言われました。言われたからには行った方か良いのです。無料相談所は電話してもすぐに枠がいっぱいになるので、何度も電話してやっと予約をしましたが、時間が決まっていて30分の時間内です。説明している間に30分が過ぎてしまいました。

一言「破産宣告しかないです」「30分なのでここまでです」っと、そっけない返事です。想定した通りでしたが、無駄だと分かってはいても調停委員が言ったことは、実行した方が良いのです。それは調停委員をこちらの味方につける必要があるからです。「この人を何とかしてあげよう」と思わせるのです。

「えーっでも、自分にはこういう方法でしか払えないです」「借りたものは返したいんです」「返せるようにして下さい」「のんでいただけないならば、他の方法を選ぶしかないです」「そうすると自分は、逃げる人生を送ることになってくる」「当然ですが業者にも、それなりに対処します」「それは、お互いに避けたいんです」「だから特定調停を選んだのです」こんな感じです。これを何度も繰り返し言っていたような気がします。

信念を押し通すことに快感

そうして何度か相談していくうちに、だんだんと慣れてきたのか、自分の信念を押し通すことに快感さえ覚えるようになり、「ああ、話し合いとはこういうものなんだ」と、感じてくるように自分が変化していくのが、目に見えて分かってきました。

ひたすら借金に苦しんでいた頃にくらべて現在は「絶対に解決してみせる」という目標しかないので、迷いはなどはまったくなくなりました。当然やることは決まっていますのでシャキシャキと動いて、また一枚・また一枚とウロコとやらが落ちていく毎日でした。

おとなしくしていては
だめだ

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行き詰まって良かった

自分が成長していってるのだと感じ始めて、苦しい中でも「行き詰まって良かった」とも思えてくるようになってきました。ある程度めどが立ってくると、行動することに集中していて「この経験は使えるぞ」「ただでは起きないぞ」っと、段々と調子に乗って鼻息も荒くなってきたりしたのです。

「自分と同じように苦しんでいる人達にも、分かりやすく伝えたいな」と思うようにもなってきたので一種の余裕さえも感じるようになりました。

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