【特集記事】恐るべき思い込み

【特集記事】恐るべき思い込み

人間は
自分で思い込んだ通りに
進んで行く
っという性質があります

「自分は何もできないんだ」と思い込んでしまうと、どんなに素晴らしいチャンスが来ても、気がつかないで何もすることができないのです。逆に自分は出来るのだと思い込んでしまうと、チャンスに出会ったときには自然と足が止まってしまって、無意識にしばらくは考え込んだりします。そして「まあ、ちょっとやってみるかな」とか言いながら、続けていくようになるのです。

この思い込みですが、良いようにも悪いようにも働いてきます。自分が挫折に合ったときなどに、愕然として「もうダメだ」とか思い込んでしまうのか、はたまたは「よーし開き直ってやれ」とか言って、むらむらと闘志むき出しで立ち向かって行くのか。どちらが徳なのか・どちらが損なのか・どちらにするかはその人次第だという訳です。

都合の良いように思い込む

【1】思い込むと周りが見えない

「でも、この扉は開かんのじゃけえ、いつも遠回りをしとるんじゃ」
「何か引っかかっとるだけじゃぁないの」
「わしゃあここへ嫁に来て、もうカレコレ60年たつが始めから開かんのじゃ」
「開かんものじゃと思うとるから、一度も開けたことがないんじゃ」
この扉は開かいものだと思い込んでしまった、恐るべき思い込みだったという怖い話でした。

「挨拶しようと表に出て顔を合わせたトタン、急に足をひきずるのですょ」誰も見ていないときは普通なのに、人前にでるとなぜか障害を装うクセがあったのだそうです。何故そんなことをするのか理解できないが、他人の同情をかおうと障害者を意識して装っていると、いつしか自分は障害者だと思い込み、なんと、その思い込みどおりに障害者になってしまったというのです。

【2】思い込みで自分を騙す

人を騙してはいけない騙すなんてもってのほか。正直に生きて行くにはふさわしい言葉です。しかし私にはどうしても違和感を感じていまうのです。それは騙すという言葉はまんざら悪いことばかりではなく、「良いように騙す」こともあると思っているからです。

私が違和感をもっているのは、騙されるのは良い場合もあるからです。もしも良いように騙されるのであれば、騙された方が得策ではないですか。騙されたおかげでうまくいくとしたら私は騙されてみたいです。

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