行動できない心理・思い込み

動けない理由は怠けではなく、無意識のブレーキ。思い込みや恐れの正体を知り、自然に一歩踏み出せる心理状態をつくるための視点を整理する。

仕事と人生が動かない理由!自分で自分の足を引っ張る行動心理

仕事と人生が動かない理由!自分で自分の足を引っ張る行動心理

「よし、やるぞ」と意を込めて行動しようとしたときに限って、
なぜか物事がうまく進まなくなることがあります。

急なトラブルが起きたり、
予定外の出来事に出鼻をくじかれたり。
「ついていないな」「誰かに足を引っ張られているのでは」
そんなふうに感じてしまうこともあるでしょう。

不思議なことに、こうした出来事は一度だけでなく、
続けて起こることが少なくありません。
まるで見えない力が、行動を止めているかのようです。

では、本当に足を引っ張っているのは誰なのでしょうか。

足を引っ張っているのは誰か?

結論から言えば、
足を引っ張っているのは、他人ではありません。

もちろん、意図的に邪魔をしてくる人は存在します。
そのような場合は分かりやすく、対処もできます。

しかし問題は、
悪気なく、無意識のうちにブレーキをかけてくる存在です。

同僚、友人、親戚、親、兄弟。
身近な人ほど、
「それはやめた方がいいんじゃない?」
「今はタイミングが悪いよ」
と、経験や価値観だけで口にします。

けれど本当に厄介なのは、
その言葉に反応して行動を止めてしまう自分自身です。

足を引っ張る本当の正体

行動を止めている正体は、
自分の中にいる、「もう一人の自分」です。

このもう一人の自分は、
あなたを邪魔したいわけでも、
失敗させたいわけでもありません。

むしろその逆で、
大きな挫折やダメージから守ろうとしている存在です。

行動しようとすると不安が湧く。
なぜか問題が起きる。
気持ちが萎えてしまう。

それはすべて、
無意識が働かせているブレーキなのです。

うさぎとかめから学ぶ!足を引っ張っているのは誰だ

「足を引っ張る」は悪ではない

ここで大切なことがあります。

足を引っ張る=悪いこと
ではありません。

足を引っ張っているように見える現象の正体は、
無意識の防衛反応です。

たとえるなら、
無免許のまま高性能な外車を
時速300キロで走らせようとしている状態。

事故を起こさないように、
暴走しないように、
自分自身がブレーキを踏んでいるのです。

うまくいかない出来事は、
「失敗させないためのサイン」
とも言えます。

うさぎとかめの本当の教訓

止まることは負けではない
壊れないための
「知恵」だった

うさぎとかめの物語は、努力や才能の差を描いた話ではなく、行動できない心理や無意識のブレーキが人生を守っていることを教えてくれる物語です。

ここで、うさぎとかめの話を思い出してみてください。

うさぎは自分の能力を信じ、勢いで進みます。
一方、かめは慎重に、止まりながらでも前に進みます。

この物語は、
単なる努力と怠慢の話ではありません。

勢いだけで進むうさぎと、
自分を制御するかめの対比なのです。

かめの慎重さは、
まさに「無意識のブレーキ」を象徴しています。

急ぎすぎないこと。
壊れないペースを保つこと。
それもまた、前進なのです。

うまくいかないことに感謝する

行動しようとして止められると、
人はイライラし、落ち込みます。

しかし、ここで視点を変えてみてください。

うまくいかないのは、
まだ器が整っていないだけなのです。

器とは、
新しい挑戦を受け止める準備や余白のこと。

無理に突き進めば、
心や体に大きなダメージを受けてしまいます。

だからこそ、
あれこれ対策を考えるよりも、
「今は器を広げる時期なのだ」
と受け止めた方が、結果的に近道になります。

止まる意味を知る

では、どうすればいいのか?

やるべきことは、
ブレーキを無理に外すことではありません。

安全な一歩を積み重ねることです。

〇小さく始める
〇失敗しても戻れる範囲で動く
〇続けられる形に整える

こうした行動が、
少しずつ器を広げていきます。

すると、
あれほど強く感じていたブレーキは、
自然と弱まっていきます。

あなたにも心当たりはありませんか?

「何か始めようとすると、必ず問題が起きる」
「なぜかタイミングが合わない」

もし思い当たるなら、
それは人生が止まっているのではありません。

自分を守りながら、
次の段階へ進む準備をしているだけなのです。

結論

足を引っ張っているのは、敵ではありません。
それは、人生を壊さないために働く
「もう一人の自分」です。

うまくいかない時こそ、
自分を責めるのではなく、
「器を広げる時間」だと受け取ってみてください。

その先で、
ブレーキは必ず、
あなたの味方に変わります。

ここまでうさぎとかめの童話から学び得たことを書き込んできましたが、うさぎとかめから離れてしまいそうです。ここで「足を引っ張っているのは自分自身」という書き込みをしているのを思い出しましたので、そちらも参考にしていただきたくと願いつつ、この「うさぎとかめに学ぶ」のシリーズを締めたいと思います。
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